内容説明
心の病の克服法や成熟した政と官の関係、世界の役人道などを綴った指南書。役人学の真髄をこめた自伝的回顧録の結晶。
目次
第1章 文章編
第2章 交渉編
第3章 組織編
第4章 人事編
第5章 健康編
第6章 世界の役人たち
著者等紹介
久保田勇夫[クボタイサオ]
1942年生まれ。福岡県出身。1966年、東京大学法学部卒業、大蔵省(現・財務省)に入省。69年、オックスフォード大学経済学修士。71年、若松税務署長。以後、主税局、理財局、国際金融局、官房文書課の課長補佐を歴任。国際金融局国際機構課長、副財務官、為替資金課長、官房調査企画課長を務める。国際金融局次長、関税局長、国土庁事務次官など国内外で活躍。現在、都市基盤整備公団副総裁
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感想・レビュー
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Monsieur M.
4
「役人の基本は文章にあり」と文章の大切さを強調するだけあって、著者の文章は論理的かつ明晰で非常に読みやすくわかりやすい。交渉の大切さ、上司への仕え方、部下への接し方、人事の受け止め方や健康の大切さなど、いちいち納得させられた。2017/04/15
アッキー
2
健康の章は、納得させられました。いかに仕事ができても、死んだらお仕舞いだもの。2018/12/10
sui
2
○役人の基本は文章力。文書には、①分析の深さ、テーマについての深い知識が肝となる分析の文書、② 制約を度外視して網羅的に候補を挙げ、次にどう実施するか検討する検討の文書、③ 相手方を意識して、表現、論理、説明の組み立て方を決定する説得の文書の3種類がある。文書は、当該テーマをよく勉強し、関係者と議論し、考え方を整理して正しい結論を出せば、後は一気に書ける。 ○イギリスでは、議会の質問日の3週間前までに質問状にして送っているため質問取りがない。 ○また数年後に読み返してみたい。2018/12/02
Takeshi K
1
△役人とは何かを書いた本。ただ、中身を何かに反映できそうには・・・。拍子にある7つの言葉だけ、心に留めれば、それで可かと。2012/07/24
きやてい
0
1章2章2014/04/07