内容説明
美味しい寿司がつくる人の縁。「寿司屋のかみさん」シリーズ第3作。四季折々、新鮮ねたの味もいっぱい。結婚話、脱サラ、家庭内暴力…。カウンターの内側から見た人生の哀歓と寿司との絶妙な出会いを綴る。
目次
七寸のおみやげ寿司
アキラと太巻き
正寿司主人の恋
レストラン・アトリエ
みどりさんのウェディングドレス
下町おかず屋・ツノダ厨房
活け魚割烹「浜勇」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
同業者が増えることは、特にその店の場所が自分の店の近くであれば、ありがたいことではない。その店の店長が好きになれない相手であれば、話は簡単である。しかし、相手が真面目な好青年であったった場合には、相手を徒に排斥することも心理的に抵抗を覚える。それならば、せっかくの縁だと思って関係を築いてしまえば、人生は豊かなものになる。2013/09/06
月華
2
図書館 短編集のようなエッセイでした。いいこともそうではないこともご縁、という感じでした。2020/01/31
つか
0
心温まるお話を読みながら、お寿司が食べたくなる。町内での色々になにか憧れる。。2009/03/14
朱音
0
おなじみのエッセイ。今回は客や弟子(?)の恋愛関係などの人間関係の方にポイントがあてられている。いつもながらおなかのすく本。2003/10/20