出版社内容情報
初めての世界戦争が拡大し泥沼化して禍根を残したのはなぜだったのか。戦争の推移、そのとき司令官たちのとった態度を、軍事史家が検証分析する。地図・写真多数、索引・資料集付。
内容説明
膠着する戦線、疲弊していく国家。泥沼の欧州大戦は終局へと向かう。勝敗を分けたのは作戦力か、技術力か、それとも…。大戦の転換点に、戦略史家ハートの冷徹な分析が冴える。
目次
第7章 緊張―1917年(偏った攻勢―アラス(1914年4月)
攻囲戦の傑作―メッシーネ
パーサンダーラへの“道”―「第三次イープル戦」
カンブレーにおける戦車奇襲
カポレット
パノラマ―空の戦い)
第8章 急展開―1918年(最初の突破;フランダース突破;マルヌへの突撃;「第二次マルヌ戦」―1918年7月;ドイツ陸軍“暗黒の日”―1918年8月8日;メキド―トルコ軍の壊滅;夢の戦闘―サン・ミエル;悪夢の戦闘―ムーズ=アルゴンヌ)