内容説明
アメリカの技術覇権の核心に迫る!二十年前から進行したプロパテント(特許重視)政策が日米の格差をここまで拡げた。IT革命の水面下で激しく繰り広げられる日米欧の攻防。日本経済の復活、二十一世紀の生き残りをかけてとるべき道はあるか。
目次
プロローグ―1985年、ノースカロライナ
特許庁官僚たちの暑い夏―金融ビジネス特許という名の挑戦状
「標準の鎖」―ネットビジネスに仕掛けられたアメリカの罠
ヒトゲノム戦争―遺伝子をめぐる日米欧官民の攻防
第二次日米自動車戦争―究極のエコカー・燃料電池車をめぐる死闘
遺伝子組み換え食品―安全性論議に隠された「飢餓の世紀」の食糧安保問題
ネット時代の日本の指針―二十一世紀を「技術立国」として生きてゆくために