ロスチャイルド自伝―実り豊かな人生

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ロスチャイルド自伝―実り豊かな人生

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120029479
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

内容説明

英国ロスチャイルド家第五代、N・M・ロスチャイルド・アンド・サンズ元会長が、「語るなかれ」の家訓を超えて、初めて自ら明らかにする、格別の人生。銀のスプーンをくわえて生まれ、早くから帝王学を学び、大旅行(グランドツァー)を経験した最後の世代である著者は、長じてユダヤ人難民問題に渾身の力をふりしぼり、銀行家として東奔西走する。さらには、自宅庭園を一般に公開し、園芸家としても名をなす。

目次

第1章 別世界―幼年時代からケンブリッジの学生生活まで
第2章 大旅行―大学卒業後世界周遊の旅に出る
第3章 ニューコートからノルマンディへ―銀行家修業から軍隊へ
第4章 砲兵中隊と白兵戦―第二次大戦従軍とユダヤ人部隊
第5章 ジュニア・パートナー―銀行家として復帰、ニューファンドランド開発にかける
第6章 エクスベリ―エクスベリ庭園の継承を決意する
第7章 シニア・パートナー―N・M・ロスチャイルド・アンド・サンズ会長として世界を東奔西走する
第8章 ホーム・ストレッチ―引退、再婚、実り豊かな日々

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

20
世界大戦に金融恐慌、私生活の20万ポンドの相続税などの苦難も、どこか楽観的に生き抜く逞しさ。銀行家でありながら銀行業務に深く携わる必要がなかったことも、その生き方にも反映か。ビジネス面では、やはり日本との繋がりが印象深い。明治の鉄道建設から関東大震災の復興支援。大戦を踏まえても日本好きを随所に感じる。エクスベリの庭園への愛着は強く、何物にも変えがたい一族、そして著者の心の故郷。もう少しビジネス面での裏話や哲学を期待していたが、良い意味で期待を裏切られた自伝とも言える。模範的な英国紳士が頭に浮かぶ。2016/03/28

四ツ谷

2
米英の中央銀行政策を追ううちにロスチャイルド家にたどり着く。日本の海軍設立、関東大震災の復興、高度成長期の日本への資本援助など日本に対しても影響は大きい。銀行家としての自伝ではなく、生まれから、大戦への従軍記、銀行家としての日々がある。日本人について、日本人の企業は家父長を好み、人々はどんな経営難に陥ろうともそこに留まろうとする、とある。協調性に執着し自分で考えようとしない国民性を恥じた。自分は貧しい環境で育ったけどお金持ちのご子息には是非届いて欲しい一冊…(ヽ´ω`)2020/02/21

はまい

1
ボンボンの中のボンボンというイメージ。特に幼少期の、余裕の語りが悔しいけど心地良い。大邸宅と広大な敷地で不自由無い暮らし。大学卒業して一族の通過儀礼?な世界旅行で見聞を広めるが、二次大戦には中尉ながら従軍してケガもしている。夢枕の父や、上階から聞こえる先祖の霊の歩く音、友人の妹の心霊体験や虫の予感をゾクゾク感じた話など、 オカルト体験のエピソードが多い。正直すぎるのか東南アジアで現地の将軍に愚問を飛ばして叱られたり、日本好きであるが雅楽は気持ち悪くて聞いていられなかったなど失笑な庭いじり大好きおじさん。2022/06/12

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