浮上せよと活字は言う

浮上せよと活字は言う

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120023033
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

本を読もう、よりよく生きるために―。表層の流行には強いが思想の流行には脆い日本人に「活字の復権」を呼びかける、橋本治のスーパー・アジテーション。

目次

啓蒙を論ず
厳粛を嘆ず
改めて啓蒙を論ず
愚蒙を排す
退廃を論ず
断絶を論ず
更に断絶を論ず
三度断絶を論ず
変貌を論ず
男達はどこへ行ったか?
出版を論ず
物語の行方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

練りようかん

11
1993年『婦人公論』連載本でいつの時代も変わらないんだなという感慨と、そんな事あったんだという学びで楽しかった。既読とは異なる文体に戸惑うも、中心点が明確なので『GALl's LIFE』の国会問題や『JJ』創刊後「定番」が新造語として受け入れられる等、ファッション誌変遷を純粋に驚きにつつ読み進めることができた。「活字離れ」と言われた雑誌の時代を決定づけた『POPEYE』は文字ぎっちぎちで、小説家は漫画の善し悪しがわからず、内閣官房長官が分からないと言っても非難の声が上がらなかった時代。興味深い、ホント。2025/10/04

black_black

8
仲俣暁生さんのネット記事かツイートで知った本。「若者の活字離れ」の背景にあるものや、雑誌と出版業界の凋落の歴史など著者の思索にあまり制限や読みやすさを設けずに記したような内容で結構難解な本だった。終章で「私の意見のほとんどは『なにを言ってるのかよく分からない』ようなものだ。」というくだりがあり、そこから自分自身が必要なものを拾っていくために「耳を凝らし、目を凝らす」ことを説く。何かと消化しやすい本やSNSの情報とは一線を画すような活字に触れることの大切さを学べたように思う。2022/10/25

急性人間病

1
あらゆる文化の中心が活字であると忌憚なく著者に言わしめるのは、読み書きへの信託、時に複雑な議論を見せる言葉すらいつか何かの拍子で浮かび上がってくる事への信託であり、論はその信託が不毛であるとされてしまう磁場がどのように形成されているかの探究に割かれるが、問題が単純な反知性の台頭ではなく、“活字人間”が奉ずる知性のだらしなさ(というより著者は明白に頭の悪さと言っている)にあると指弾する状況は、いま現在にも十分該当するだろう……てなもんでさ、やっぱし皆もう少し自分の“わからなさ”を抱き締めてあるべきだよなと。2025/07/27

1
Y-102004/03/20

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