クラウゼヴィッツ―『戦争論』の誕生

クラウゼヴィッツ―『戦争論』の誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 408p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784120017551
  • NDC分類 391.1

内容説明

ナポレオン戦争時代の激動期に生きたプロイセンの軍人クラウゼヴィッツは、1793年、13歳で初陣を踏み、1806年の会戦で捕虜となり帰還後、優柔不断な国王に我慢できずロシア軍に仕官したこともある。ワーテルロー会戦では、ついに宿敵ナポレオンをたおす一戦に参加。その後、それまでの従軍体験をもとに『戦争論』を執筆した。本書は、戦争の歴史的・論理的分析として最も優れた書であるこの『戦争論』が、どのような背景から生まれてきたかを、当時の社会環境や制度を視野に入れつつ考察し、ともすれば後世の恣意的解釈や断片的な紹介で歪められやすいクラウゼヴィッツの思想を総合的に論じる。

目次

第1章 当時のプロイセン
第2章 フランス革命とその影響
第3章 駐屯地生活と人間形成
第4章 第2の父シャルンホルストに会う
第5章 『戦争論』の芽
第6章 フリードリヒ大王時代のプロイセンの崩壊
第7章 ナポレオンの捕虜となる―抑留生活から見たドイツの自由
第8章 改革時代
第9章 ナポレオンの没落
第10章 反動復古期
第11章 晩年

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

4
「クラウゼヴィッツの歴史書は次の三つに大別される。一つは自分自身の参加したものを含めた「戦争」の研究。もう一つは、軍事作戦そのものより、制度、政治、特定の人物の影響に焦点を当てた論文。ほかに『戦争論』用の史実資料的なものがある。『1817年のフランス戦役史』はしかし、そのいずれの分類学にも入らない。…『フリードリヒ大王の戦役史』は、最初の二回のシュレージェン戦争の概要を述べたものである…会戦の勝敗は兵数、日頃の訓練、規律、士気、双方の作戦計画の効果、司令官の性格によって左右されることを…説明している。」2022/07/09

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