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出版社内容情報
十五世紀のフランス王子ベリー侯が,宮廷画家ランブール兄弟に制作させた,美術史上最も豪華な中世写本の最高傑作を,全図はもちろん拡大図を多く用いて全容を紹介。詳細解説他付き
目次
カレンダー
占星学的人体
福音書抜粋
聖母への祈祷
楽園を追われるアダムとエヴァ
聖母への時祷
東方三博士(出会い・礼拝)
聖母マリヤのお潔め
悔悛詩篇
大連祷
十字架の時祷
聖霊の時祷
死者の聖務日課
地獄
週間の小聖務日課
ローマの図
受難の時祷
典礼暦年の時祷
『ベリー侯の豪華時祷書』の魅力(ウンベルト・エコ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
348
大判サイズの豪華本。解説はレイモン・カザル。中央公論社の刊行(1989年)。この世に名高い時祷書はベリー公ジャン1世の命で、15世紀始めにランブール兄弟が製作をはじめ、同世紀末に完成したとされる。最もよく知られているのは、最初のフォリオのカレンダーの部分だが、その後にも福音書かたの抜粋場面、時課等が続く。いずれも極めて美麗であり、保存状態も申し分ない。画法も様々なタッチのものがあり、部分図では印象派を思わせるものさえある。風俗資料としても超一級。細部に至るまで彫琢されており、見飽きることがない。2022/03/18
ももんが
1
図書館本。以前、某美術番組でこの時祷書を知り、詳しく見たいと思いこの本を借りました。青の色が美しいです。ベリー侯は宮殿城館など建築を多数手がけ、芸術にも造詣が深く書物愛好家であったそうですが、この本の美しさを見るとそれも頷けます。私は欧州史、美術など全く無学なのですが、それらに詳しい方がご覧になったらもっと素敵な感想が書けるのではないでしょうか。ランブール兄弟とコロンブでは時代の変化もあり構図、色遣い、筆致等が異なることもよくわかります。ランブール兄弟のものが私は好きです。2022/03/19
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