内容説明
MTV感覚あふれるロスの若者たちを描く、ゼロ・ジェネレーションの旗手の衝撃的デビュー作。いま、アメリカで1番ファッショナブルな小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
父さん坊や
10
この作家と多分同世代。とても頷ける内容、かう表現力のたしかさに舌をまいた気がします。ただ、これ以降特にすごい作品出なかったのは、彼の自伝的な内容を書くことで、それ以上の創造の泉を探せなかったからか?という気がするなぁ。でもこの一冊だけでも存在の価値のある作家と言える。2018/11/18
pb_lack
4
やはりブレット・イーストン・エリスはこのキレのある文体と、各章・パラグラフの繋ぎをまるで考慮しないドライさが魅力であることを再確認。『アメリカン・サイコ』ほどの情報の奔流はないけど、一人称でありながらどこか冷めた雰囲気なのも特徴。間に挟まる過去の回想なんかはやけに情緒的でもあるが。しかしながら2015年においても未訳作品があるのは残念である。より物語のドライブ感のある作風だけど、ここはロジャー・ホッブズの今後に期待しつつ、訳されるのを待つ。2015/03/09
つるら@turulaJB
3
学生の頃読んだけど、借りパクされたかな?文庫版があるから今度読もう
Cinejazz
2
アメリカ社会の退廃的で、気の滅入るような世界が描写されています。80年代のベストセラーで映画化されていますが、この告白の書を読むには、体調を整えたうえで新鮮な空気をいつでも入れ替えられる環境が必要です。2018/06/03
おさむ
2
1980年代半ばに発表され、米国でベストセラーになった作品。西海岸のセレブな若者たちの空虚で退廃的な日々が、だらだらと描かれる。何の物語性もなく、MTV文学と言われる理由もよくわかる。こんな作品が売れたのも時代の流れだったのかな。2013/05/19
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