感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこさん
12
嫌いではないけれど、すぐお腹いっぱいになってしまうA先生のバタ臭いタッチ。幾度も勧められながら先延ばしにしてきたけど、嶋田久作の顔しか思い出せない寺田ヒロオの「スポーツマン金太郎」や「暗闇五段」をある人の強力なプッシュがあって読むことになり、まずはこちらと断片的に知っているトキワ荘の情報とシンクロさせながら読み始めた。作中でもタッチがバタ臭いと指摘されているのが笑えるが、F先生への敬慕や友情が感じられる描き方、少なからず胸が熱くなる出会い、そして切ない別れに、今のところテラさんのことを全く忘れている。2017/12/09
nobody
9
努力の実相を普通人は明かさない。それは成功の秘密を教えることになる。稀有にも本書はそれを明かす。だが全開ではない。己の人生を客観的に語るのは難しい。そこを安孫子は「事実7割、フィクション3割」と濁す。すると漫画雑誌等の克明さとの齟齬が際立つ。初の手塚治虫訪問は高2の夏としているが実際は高校卒業の春。しかも持参したのは『ユートピア』の原稿で見せなかったとしているが、実際は『ベン・ハー』を渡している。この辺をわざわざ変えた事情が判らない。『天使の玉ちゃん』による漫画家デビューも高校在学中のはずだがこれもない。2021/05/19
HIRO1970
5
⭐️⭐️⭐️大分前に読みました。2005/06/04
Hiroki Nishizumi
4
情熱を絵にするとこの漫画になるのかな。憧れ、繰り返し、評価、友人、初恋、友情、ライバル、社会、いろいろな要素がギッシリ詰まっている。人生の目的に向かって他のことにわき目もふらず一生懸命突き進むって本当に素晴らしい!2015/05/22
別府倫太郎
4
非常に読みごたえのある本。なのに、水のようにさらさらと読める「まんが道」。まんが道の主人公2人の気持ちになりワクワク、ドキドキしたり爆笑したり、時には泣き泣きしたり...すごく、面白いです。2014/01/21