帝政末期のロシア人

帝政末期のロシア人

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120015106
  • NDC分類 238.05

内容説明

世紀末を闊達に生きる人々。《狼鑑札》を身につけ放浪の旅を続ける流刑者達、ニージニーの定期市と魔窟へ大挙くり出すモスクワの商人・賭博師・娼婦達…ギリャロフスキーが〈友と出会い〉を通し鮮烈に伝えるロシア社会の熱い息吹。

目次

フォガバール―ある粋人と競馬マニアの話
《陽気な山羊》のもとで―ニージニー・ノヴゴロドの定期市と魔窟
ラスプリューエフの弟子―ある賭博師の生涯
《狼鑑札》をつけた人々―定住権を奪われた放浪者たち
旧グラトコフスカヤ村のカザーク―乗馬の名手トルストイ
アントーシャ・チェホンテ―チェホフとステップ
焚書―ウスペンスキーの助太刀
都会の歌い手―競馬を詩に乗りかえたブリューソフ
『みやまがらすが飛んできた』―貧民窟に消えた天才画家ザヴラーソフ
掘出し物―超俗の民俗学者パルソフ
ゴーリキーとの出会い―ニージニー・ノヴゴロドの休日