自由な顛落

自由な顛落

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120012471
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

12
ゴールディング四作目。ひとりの画家が自由意志を失くす時期を探し当てようと過去を回想し続ける。過去作の異常な状況がなく、一人称が安定しているため読みやすいが、それでも記憶の曖昧さやアレゴリー表現の多用によりやはりどこか情景が霞んでいる。二人の教師、二人の同級生、二人の恋人。主人公は常に二つの間にいるわけだが、となると彼と鏡写しになっているのは拷問をしかけるナチスの男なのかもしれない。しかし、ゴールディングの小説のこの「重さ」はどこからくるんだろう。2018/11/14

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