感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
3
フランス革命直後から、当時はまだ将官の一人だったナポレオンの指揮下に入り、戦った一軍人の従軍手記。軍歴は45年の長きに及ぶが、この本の内容は初従軍から約十数年間の、イタリア、エジプト、ドイツ、スペインの各戦線での記録だ。やはり軍人なので、戦闘時の配置や陣形、機動など他の記録ではなかなか読めない内容が多い。それだけではなく、ナポレオン軍内部の高級指揮官達の反目や無能ぶり、捕虜になって九死に一生を得た戦場の厳しい現実を伝えている。著者が生き残ったのは、頑健な肉体と強運がその理由ではないかと思う。2015/09/02
ぞだぐぁ
1
AAとかやる夫のスレまとめを見ていて『ゴブリンスレイヤー』のKUMO先生が紹介していた https://yaruok.blog.fc2.com/blog-entry-10653.html ので読んでみた。 元から良いのか編者が良いのか訳者が良いのかボリュームがあるけど読み易い文章でナポレオンが皇帝になって流刑にされるけどまた皇帝になった頃のフランス軍人の生活が分かる。 戦争のイメージがWW2の戦争なので捕虜交渉とか敵方との交流とか結構緩い印象。2021/03/25