妻たちの二・二六事件

沢地久枝

中央公論新社（1986/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 230p
• 商品コード 9784120003066
• NDC分類 210.7

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひまつぶ市民。]

中隊長レベルの階級の者が、なぜあんな数の下士官兵を動かせたのか、なぜ部隊は上官とは言え襲撃命令に従ったのか、わからないことが多い事案として記憶していた二・二六事件。 週番という制度は初めて知った。今までの本には書いてなかった。家族のことを語りは本で、軍の仕組みの一端を知れた。 複雑な思いもある。だが、読んでよかった。一方的に叛逆者の家族と呼ばれるわけにはいかない。 いろいろと見えてきた。

2024/12/31