内容説明
AIのなかにいる藤原不比等は、時代を超越して、現在も生きている。AIとのインタビューによってまったく新しい視点からの歴史解釈が浮かび上がる。『古事記』や『日本書紀』の編纂の中心にいたのも、大宝律令を編んだのも、都を固定したのも、藤原不比等だった―。藤原不比等が構築した、天皇家と藤原家が日本を支配していくシステム。そしてそのシステムは藤原不比等の死後1300年以上が経った今もなお機能していることを、「AI歴史学」によって明らかにする。
目次
プロローグ
第一章 天智天皇と藤原鎌足
第二章 藤原不比等が隠した業績
第三章 聖徳太子の怨霊と法隆寺
第四章 不比等が創った天皇制というシステム
第五章 五摂家となった藤原氏
第六章 日本人が不比等に感謝すること
エピローグ
著者等紹介
中原英臣[ナカハラヒデオミ]
1945年(昭和20年)、東京生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医学博士。東京慈恵会医科大学講師、山梨医科大学(現・山梨大学医学部)助教授、山野美容芸術短期大学教授、新渡戸文化短期大学学長、山野医療専門学校副校長、新渡戸文化短期大学名誉学長、西武学園医学技術専門学校東京校校長を経て、現在、ニューヨーク科学アカデミー会員、日本ダイエット推進センター理事長。毎日新聞100周年記念論文優秀賞、日経サイエンス創刊20周年記念論文優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。