内容説明
ふふふと笑みがこぼれる句、きらりと一瞬を切り取った句、ゆったりと時が流れるような句。―殿堂作家第1号・宮本佳則のベスト200句から広がる色彩豊かな50の世界をイラストレーター・山口洋佑が描きおろす、川柳とイラストレーションのセッション。とめどなく拡張する現実とファンタジー。
目次
第1章 片想い
第2章 一つしかない未来
第3章 僕の四季
第4章 今という時間
第5章 極楽さがし
著者等紹介
宮本佳則[ミヤモトヨシノリ]
1951年生まれ。開業医。毎日新聞「仲畑流万能川柳」殿堂第1号。久喜川柳会主宰
山口洋佑[ヤマグチヨウスケ]
1977年東京生まれ。イラストレーター。国内外の雑誌・書籍、CD、ファッション、広告、絵本など様々な媒体で活動。各地で個展も開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pirokichi
2
毎日新聞万能川柳の殿堂作家宮本佳則氏の句集。川柳200句とイラストレーター山口洋佑氏の作品50点を収録した贅沢な一冊。〈あの世から見れば死ぬ日は誕生日〉〈変だなあヘンに見えなくなってきた〉日常の喜怒哀楽を軽妙に掬い取った宮本氏の川柳と、泣いているような笑っているような独特の表情を描く山口氏のイラスト。頁をめくるたびに不思議な世界に連れて行ってくれ、何度読んでも新しい発見があり楽しい。一句一句を「砂金」と捉え彩りを与えた作者の底流にある眼差しはあたたかい。表紙絵は〈全世界同時に今という時間〉と、想像した。 2020/07/23
スパナ
0
身近さと詠めることとは別のもの2020/12/15