母嫁

深草鏡太郎

新潮社（2018/09発売）

• サイズ 46判／ページ数 223p／高さ 20cm
• 商品コード 9784109101264
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

母は抱かれた。愛する息子の願いをかなえ、その血をこの世に残すために。

戦場へ赴く子を持った母親の、究極の愛と選択。珠玉の禁忌文学！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[aloha0307]

＠週刊新潮広告がきっかけ　太平洋戦争末期　飛行機整備士の一人息子が休暇で里帰り　喜びに沸き立つ母　こころ尽くしの手料理（己が米国赴任から帰国時の亡母の　ちらし寿司を思い出したよ(;_:)　but特攻隊員として転進を聞かされます。　その後のことは敢えて書きません（何をどう書いても浅薄になるのは必定）が、これは究極の愛です。”神様のお導き”．．．崇高極まる物語でした。散華のわずか２週間後に終戦．．．これは哀しすぎます

2019/02/06

[ちえちゃん]

お気に入りさんのレビューを読んでこれは読まなければと読了。第二次世界大戦、束の間の息子の里帰り。でもそれは、特攻に赴く為のもの。母親目線でその心情を語っている。息子の19歳で散ってしまう「私は何のために生まれてきたのか」と悔いる想いを、母は受け止める。息子は終戦二週間前に散ってしまうか、ヒマワリが咲いたことは魂の救いになるだろう。登録数少なくない？母嫁だから?

2019/03/22

[kanechan]

これはポルノか？　特攻隊で出陣する息子19歳と母38歳が、子孫を残すためにセックスしまくるという小説。

2025/03/05