出版社内容情報
園のおばあちゃんティラノサウルスの花子が転倒。回復を祈る飼育員たちだが、竜医からは「心の準備を」と告げられる。日に日に衰弱する花子を目の前にし、気持ちが追い付かない、すずめ。その様子を心配した園長から、知られざる花子の過去が語られ――。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
5
“おばあちゃんティラノサウルス”花子の衰えを中心に描かれた第9巻は、これまで以上に胸に迫る一冊でした。恐竜という巨大な存在を扱いながらも、本質は命と向き合う人々の物語なのだと改めて感じます。花子の回復を願う飼育員たちの姿や、現実を受け止めきれないすずめさんの葛藤がとても丁寧に描かれていて、思わず感情移入してしまいました。園長が語る花子の過去も印象的で、長い年月を生きてきた彼女の存在の大きさに胸が熱くなります。命には必ず終わりがあるという当たり前だけれど重いテーマを、優しく真摯に描いた感動的な巻でした。2026/06/21




