出版社内容情報
陰キャオタクの駒田司とスポーツ万能イケメン・遠藤颯人は、小さい頃からの幼馴染。高校生になった今ではすっかり疎遠になっていたが、ある日、頼まれごとで颯人に連絡した司は彼が驚くべき場所に居ることを知る――「これってまさか、タイムスリップじゃないよな!?」 どこかの時空にぶっとんだ幼馴染のスマホは生きてて通信可能。画像や動画を送ってもらうと、どうやら日本……この風景はもしかして戦国時代の「ここ」――!? 時代を超えて繋がる戦国トリップ・グラフィティ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
6
情報が少しずつ明らかになるにつれ、滅茶苦茶興奮した。何かに例えて話すのはお行儀が良くないが、子供の頃に遊んだドラクエ7の、幼馴染マンツーマンの関係+崖っぷち爺さんで謎を探るあの感じ。現実世界に則った状況はよりスリリングであるが、恐らく読み取れる範囲でのお互いに対する憧れや劣等感が、今はまだ一方通行かもしれないけれどそれこそ鏡写しのような関係だったのかもしれない、そういう対比も今ここに感じられて、文字だけの「帰れなかったらゴメン」がある日の思い出と交錯して、そういうとこなんだな、と胸が苦しくなったりなど。2025/06/18
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- 和書
- 閃弾の天魔穹 一迅社文庫