出版社内容情報
壬生浪士組改め、「新選組」。芹沢鴨粛清を遂行し、近藤勇を頭に新たに動き始めた土方歳三たち。ある日、土方は初恋の相手、佐絵と再会を果たす。しかし、その出会いには多摩からの因縁を募らせる七里研之助の策略が仕組まれており……。新選組鬼の副長と呼ばれ、幕末の戦場を鮮烈に生きた男の青春譚、第一部・完!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
27
司馬遼太郎の傑作をコミカライズ。四巻の感想でも書いたが、原作を活かせてないためか、ここで第一部完と言う打ち切りか。★★☆☆☆2025/03/21
まぬけのまりこ
1
完結(第一部)らしいので、一応。身も蓋も無いことを言えば、原作読もう原作。なぞっているようで、あちこち変更あり。副長がずいぶん繊細で悩める青年になった気がする。沖田、藤堂が美少年はお約束。近藤さんはかっこいい。ただ、美少年系以外は口が大きくて、みんなで拳突っ込めそう。全体泥臭さはよく出ているのでは。池田屋にすら到達せず、七里との因縁で終わった。これは私闘では?長州のあれだから公にもひっかかるのか。2025/05/02
やすとみくろ
1
これで第一部完。原作とは違い、七里がここで使い捨ての人斬りのポジのまま、土方と対決して退場。第一部のクライマックスとしての体裁を整える為の改変にしか見えない。原作に沿うなら七里はひとまず置いておいて、池田屋で終わりでも良かったのでは。同時発売の4巻には脚本として小松エメルの表記があるのに5巻には無し。この辺りも色々裏事情が透けて見えるか……。こうなると燃えよ剣のコミカライズとしてやる意味があったのかが疑問になってくる。序盤は割としっかり原作を消化していた印象があったんだが……。第二部はやらない気がする。2025/03/28