出版社内容情報
経営難の恐竜園「江の島ディノランド」で働く、須磨すずめ。ベンケイとの再会も束の間……新人飼育員として、地元テレビに出演することになったすずめだが、ディロフォサウルスの竜舎で事件が!? 研修では、障害を抱えた恐竜を担当する「特殊恐竜」班へ――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
4
経営難の恐竜園「江の島ディノランド」で働く、新人飼育員の奮闘を描いたお仕事&恐竜物語第7巻。恐竜という今は存在しない生き物を題材にしていますが、毎回リアリティに溢れていて、本当にこの恐竜園が実在しそうでワクワクするのです。今巻では地元テレビに出演することになって、益々忙しそうでしたね。そんな中で盲目のデイノニクスと関わるエピソードが興味深く、自分の感覚で可哀想と決めつける愚かさに気付かされました。そして、楽しいだけでは済まされない経営問題も待ち構えているようで、既に次巻が待ち切れません。2025/01/19
にゃむこ@読メ13年生
3
江の島ディノランド。実在する恐竜園と錯覚するほど、新人飼育員すずめを始めとする園の仲間たちと恐竜たちが生き生きと動いている。生まれつき盲目のディノニクスの飼育にあたることになったすずめ。「目が見えない=かわいそう」という思いは、「間違った常識」であると気づけてよかったね。次巻新章突入、園の経営にメスが?続きが気になります。2025/03/21
gachin
0
デイノニクスのトロムは白内障?で失明。腰仙器官だけでは不十分で、視覚がないとヨロけるようだ。ヒトはついつい障害のない状態をデフォルトとして考えがちだが、動物はえてして障害アリの状態を当たり前のように受け入れて行動する。フィクション的なテロスに居付くのは家畜化したホモサピの悪いとこだ。/ プシッタコは胴が丸く肩も外転ぎみらしい。2025/01/16