出版社内容情報
育児放棄、虐待、教育……児童養護施設を舞台に子供たちを取り巻く過酷な現実を『「子供を殺してください」という親たち』の原作・押川剛と漫画家・鈴木マサカズのチームが綿密な取材を元に描く問題作!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
「「子供を殺してください」という親たち」に続き、押川さんからこんなマンガが。…やるせない気持ちで読みながら、親の責任について思いました。そして、そういうことを考えない人が親になっているのだ、というセリフにドキッとしました。この巻で終わらない内容だったので、続きがすごく気になります…。2024/06/20
かなっち
6
また興味深いシリーズが始まりました、作家さん買いです。虐待について沢山の作品がある作家さんですが、今回は児童養護施設にスポットが当てられていました。児童養護施設は親に捨てられたり、虐待された子供が預けられるので、そういう悲惨な境遇の子供が登場して、無責任な親たちにイヤな気持ちになりそうですね。今回の一人目のケースが正にそうで、覚醒剤中毒の母親とヤクザの彼氏とくれば、まともな愛情が貰えるはずもなくて。人参を齧らされたエピソードに胸が痛くなりながら、施設職員との愛着のやり直しを期待しています。2024/06/16
Mr.deep
5
押川剛原作の新シリーズ。今作は児童虐待がメインテーマっぽくて読み進めるのに精神削られそうで覚悟がいります。あと、黒い噂の絶えない児童養護施設ですが、現場で働いてる人の大変さが分かって頭が下がります2024/05/11
あや
1
最後らへんの里香ママの責任転嫁発言がめっちゃリアル2025/05/07
サトケイ
1
ちょっと話の展開が遅い。話の中身は理解出来るが、一番感心し、関心したのは最後の3ページに渡る押川さんの現場からの声だ。虐待されても家に帰りたい子供、アル中やヤク中の親とも呼べない子供な大人。 それでも当人達が一緒に「住みたい」といえば、民事不介入で、子供は地獄の家庭に落とされる。最近は責任感のない人ほど子供を産むそうだ。他責で自分が刑務所にいるのを教えたがらない母親しかも、保育所も保育所で、性的な目で子供を養育する職員。職員に保健を組ませ、その上がりをピンハネして、私腹を肥やす天下りの保健所所長。2024/12/15