出版社内容情報
皇帝ネロの非業の死により混迷を極めたローマ帝国も、ウェスパシアヌス帝によって、ようやく安定がもたらされる。畢生の大作にして世界史的名著『博物誌』の完成を急ぐプリニウスは、ローマ艦隊の司令官に命ぜられ、「運命の地」へ。そして迎えたA.D.79年。ついにウェスウィオス火山が噴火、火砕流がポンペイの街を襲う。はたしてプリニウス一行の運命は――。連載スタートから10年。魅惑の古代ローマを描く歴史伝奇ロマン、堂々完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
47
ネロの死去後、皇帝はガルバ、オト、ウィテリウスの時代が終わり、ウェスパシアヌスの時代で幕を開ける完結巻。公衆トイレすら有料化する程の財政改革中で、ネロからの財政難で仕方ないとはいえ、市民にはまだまだ我慢だらけで不満が噴出。それでもプリニウスが尊敬と親愛を示すだけあって、信念を持ち、揺らぐことなく立て直しを計るウェスパシアヌスは頼もしい。健康状態の悪い皇帝に少しでも元気を出してほしくて急ぎ編纂していた「博物誌」も、別れまでの時間が迫り、一部を読んでもらえただけだったが(⇒)2025/01/12
ぐうぐう
30
ウェスウィウス(ヴェスヴィオ)火山が噴火し、物語は第1巻第1話に繋がる。噴火の中、悠々と風呂に浸かるプリニウスがそこでは描かれたわけだが、約十年の連載を経て、プリニウスというキャラクターが微妙に変わってしまったのを実感する。そのことは巻末のとりマリ対談で二人も触れていて、そこではヤマザキととりの間でさえ、プリニウスの人格に対しての差異があったことが明らかにされている。しかしそれこそが、合作の醍醐味だろう。と同時に、見解の差異を飲み込み、造形されたキャラクターは、(つづく)2023/07/23
阿部義彦
29
待たされましたがとうとう完結です。足掛け十年ですか、私も歳を取りました。さて、この巻は自然が主役とも言え大噴火の圧倒的な黒みがちな背景には息を呑みます。何よりもフェリクスさんの再登場で盛り上がります!主要人物が勢揃いで猫のガイアともまた会えました。ミラベラさんとも会いたかったです。プリニウスの最期を彩る伝説の動物たちのイメージが圧倒的で読んでいて込み上げるものが有りました。そしてカラスのフテラまで助っ人として君臨!しばらくは底知れぬ恍惚とした読後感に酔いました。お二人の偉業に感謝です。2023/07/15
陸抗
28
最終巻。旅の終わり、全てを知ったつもりで何も理解してなかったと嘆くプリニウス。自然の力には抗えず、ポンペイの町は滅びていく。それでも、彼の旅した時間が無駄だったとは思えないし、その知識から新たな発見もあるわけで。いつか全てを知る日が来るのかも。2023/10/22
Roko
24
プリニウスが亡くなって、そこに半魚人やユニコーンなどが集まってきたあの絵は、彼の万物に対する愛を象徴してたのでしょうか。最後に登場したのが、カラスと話ができるあの子、立派な船乗りになっていたようです。10年もの年月をかけて書かれた「プリニウス」。イタリアには、こんなすごい人がいたのだ! とマリさんと、とり・みきさんが描いた人は、本当に偉大な人でした。2025/12/30
-
- 電子書籍
- お前のような初心者がいるか! 不遇職『…
-
- 電子書籍
- うどんの女【単話】(18) FEEL …
-
- 電子書籍
- 【分冊版】ゆーちゃと魔王 33 MeD…
-
- 電子書籍
- 隠し部屋 分冊版 52 アクションコミ…
-
- 電子書籍
- わかばちゃんと学ぶ Googleアナリ…




