出版社内容情報
東部国境地帯での、王国軍増派の動きを掴んだ共和国情報部。王国に対処するため、軍は参謀本部とオペラ座による“合同部隊”を東部に派遣することに――。これは血と鉄で刻む、“戦後を焼き固める物語”。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
12
砲兵少尉 貴官の意見具申を受け入れよう 応射大いに結構 さあ戦争をはじめようじゃないか さぁやるぞ仕事の時間だ2024/04/15
毎日が日曜日
6
★★★2022/01/09
Yappy!
5
相反する二人が、最前線で結局一致、有能な二人が揃うと敵は手玉に取られる。 オペラ座の凄いのは、物事を自分の楽な方に想像しないこと。王国は1枚ではなく思惑が絡み合って動いていることを感じ取った。それにしても新しい外交官は、その男有能につき。風見鶏って優秀じゃないとできないってことね。2022/01/21
サタイン
4
催涙弾+色付きのガス弾打ち込んで相手にガス弾使用させて一方的に条約違反をたたきつけるのはギリギリ アウトではないかと思うが、ばれなければ問題なし。しかし情報量多すぎてどこに持っていきたいかは分かるけど、何を目的にしてるか分からない。2022/01/09
きずみ
2
シスターが人事を嘆いていたから心配してたら、王国大使、現代的価値観ではめちゃくちゃいい人じゃねーか!逆に言えばシスターは現代的価値観ではゴニョゴニョ。 それはそれとして大使は海軍出のルィバルコ中佐を信頼しきれず、オペラ座にもロフスキ少佐とあんまりソリが合わないフランソワ少佐がが赴任してあっちもこっちも疑心暗鬼の嵐。おまけに王国も連邦も共和国でさえも一枚岩どころか二派三派に分かれてお互いに足を引っ張りあいつつ好き勝手。政治ってむつかしいですなあ。2022/01/16