感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりり
51
プリニウスが皇帝ネロと再会するもケシの実中毒、そしてプリニウス家に買われた奴隷は...2020/04/27
wata
45
ケシ食べてちゃ駄目でしょ。頭おかしくなりますよね┐( ˘_˘)┌そんなに神になりたいのかネロ。ムリです。2020/04/24
吉田あや
44
中世都市ロードスタウンー!と楽しみにしていたのに、ネロの伝令でコリントスへ向かうことに(涙)次々に持ち上がる暗殺計画にネロは疑心暗鬼になり精神は悪化していく半面、オリンピアに出場し、再婚し、ジャイアンリサイタルまで決行する楽天ぶりも発揮。財政も悪化の一途だが自分の黄金の巨像まで建てようとしたりと、一国の皇帝ということを自覚しない様子に「ネロの時代を終わらせる!」と怒りのボルテージが最高潮に。救いは、辛い人生を歩いてきたプラウティナに柔らかな光が射したこと。このまま優しい場所にいてほしい。2025/01/11
ぐうぐう
29
プリニウス一行の世界七不思議の旅と、猜疑心に苛まれる孤独の皇帝ネロ、ふたつのエピソードを並列して描いてきたが、本巻でひとつになる。プリニウスとネロがギリシャで再会を果たすのだ。しかし、二人のすれ違いは、再会においても溶け合うことなく、すれ違ったままだ。「通常私を見る者の目には偽りに崇められている皇帝の私の姿が映る しかし貴様の目にはなぜか私の姿が全く映っておらんのだ(略)何故かわかるか⁈(略)私は真の芸術家として昇華し神となった…わかるだろプリニウスよ‼︎ 神ってのは目に見えないんだよ」(つづく)2019/11/23
本木英朗
27
憧憬の地ギリシアで、大祭に浮かれる皇帝、退屈を隠さない智臣、名将を陥れる奸臣、そして博物学者は? はたして太陽神は、誰の未来を照らすのか――という9巻である。いろいろとあったけれど、やっぱり最後のティルスにて、母と会った子供がよかったかな、俺は。しかも男性ではなくて女性であるってことには驚きだけしかないってば! ……まあ、まだまだプリニウス一行の旅は続くけれどさ。ではでは、また10巻にお会いしましょう。2022/06/29