感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十二月の雀
9
この人の描く作品には「新品」というものがほとんど出てこない。どれもこれも使い古されたもの。中古感というかレトロ感。しかも愛情持ってながく使われ続けたものばかりだ。だからどこか懐かしい。というか親近感ある。あの銀河鉄道の旅も、ながく愛されている。新しくない素材で、新たな旅が始まる。2017/12/18
なつのおすすめあにめ
4
よく考えたら速水螺旋人は未読だった。好きな雰囲気なので、過去作も読もうかな。2018/03/18
UPMR
4
貧乏貴族の男爵と従者のロボット娘、色っぽい吟遊詩人のトリオが理想の姫を追い求めて銀河をさすらうスペースコメディ。ほのぼのとした絵柄に飄々としたテンポで進む物語が痛快で、童心に帰った気分で楽しめる。999的ストーリーだが、風刺や斜に構えたところはまるでなく、あくまでもコミカルで軽快な作風は、どこか昔ながらで懐かしい。けっこう貴重なタイプの作品かもしれない。2018/02/13
ちゅるふ
4
ちりばめられる「クトゥルー」要素ににっこり!2017/12/12
へ~ジック
3
男爵の「襤褸を纏えど心は錦」の心意気。それが元で奇想天外?な星を舞台に巻き起こる珍騒動。ほのぼのとした絵面の裏の殺伐とした文化に震えつつ、楽しませていただきました。2017/12/17