出版社内容情報
謎の風来坊・ラルキウスの冒険譚に好奇心を刺激されたプリニウスは、居ても立ってもいられず、未開の大地・アフリカへの旅を決意。大地震からの復興を急ぐポンペイを後にして、一行は船上の人となる。しかし、嵐に見舞われて地中海は大荒れ。遭遇した不穏な難破船には、正体不明のカラス使いの子供が……。ようやく辿り着いた島では、一行を歓迎するかのごとく、火山が盛大に噴煙を巻き上げる――。いざ新しい冒険の始まりへ、待望の第5巻!
ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
とり・みき[トリ ミキ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
150
イベントの【猫と読書】がらみになるのかもしれません。プリニウスがある老人の話を聞いてアフリカまでいきたくなり、ロバと猫と二人の書記を連れて行きます。さらに途中で男の子とカラスが加わって地中海の火山島に取り残されます。今回はとり・みきさんが活躍のようですね。巻末対談が楽しめました。2017/02/14
吉田あや
78
自然も、人も、動物も、文明も、まだ解明されていないことだらけの時代の発見の過程を追う楽しさがみっちり詰まった5巻。横暴な男・フスクスがトランプさんにそっくり!と思ったら、顔のモデルにされたとか。過去と現代が不思議な線で繋がるような、そんなお二人の遊び心もこのシリーズの醍醐味で素敵!カラスと心を通わせる子供の登場や、旅の仲間の動物が猫、ロバ、カラスと集まってきたりと、先の楽しみも大増量。しかし、プリウス様、噴火する山に恍惚としてないで逃げてー;;2018/11/27
wata
62
火山は脅威だっただろうに大興奮のプリニウスさん、そんなに近くに行ったら危ないですよ‼2017/05/31
くりり
53
アフリカ冒険に船出したプリニウス一行。ワンピースは求めてないが、火山好き(笑)2017/05/29
吉田あや
41
商用で旅に出たきり20~30年旅を続けている、ポンペイのワイン商の息子・ラルキウスと出会ったことで、もっと広い世界をこの目でみて知見を深めたいと思ったプリニウスは、旅の仲間たちにも行先を告げず勝手にアフリカを目指す。海賊に襲われた船の生き残りだった、カラスと心を通わせることができる子供の登場で更に賑やかなパーティ編成になったのも楽しい。「人種の坩堝パルミュラで出会った絹織物を交易する東方の民<セレス>。あんな平たい顔の人種も他にあるまい」嬉しい定番・温泉と平たい顔族セット完成♡2025/01/07