内容説明
音楽的コミュニケーションのあり方、音楽の大衆化・国際化と、レコードの普及の意味などを具体的に考察し、戦後の日本の現代音楽の歩みを辿った「現代と音楽」等。
目次
現代と音楽(コルトオ―ロマン的個性の崩壊;ヘルベルト・フォン・カラヤン;ベネデッティ・ミケランジェリ;マルケヴィッチの死;チェリビダッケ;グレン・グールド―演奏のナルシシスム)
古典と幻想―音楽におけるマニエリスム(神学的な虹―メシアンと自然;シェーンベルクと歴史;古典主義の陥穽―ストラヴィンスキーの場合)
美術と音楽(ピカソとストラヴィンスキー―ピカソ論補遺;カンディンスキーと音楽―ロシアの象徴と象徴としてのロシア;マチス論覚書)