安部公房全集〈3〉1951.05‐1953.09

安部公房全集〈3〉1951.05‐1953.09

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  • サイズ A5判/ページ数 535,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784106401237
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

内容説明

編成はジャンル別にせずに安部公房の創造の軌跡が明らかになるよう編年体にした。未発表作品をはじめ安部公房のすべての著作を収録した。対談、座談会、インタビュー記事を合わせると小説とほぼ同じ量となるためページ数の関係から公房の発言が少ないものは収録を見合わせた。

目次

新しい英雄(エッセイ)
Thema(創作メモ)
保護色(小説)
石川淳宛書簡(書簡)
チーズ戦争(小説)
椎名麟三論(エッセイ)
椎名麟三著『赤い孤独者』(エッセイ)
手(小説)
たかだか一本のあるいは二本の腕は(詩)
我が文学生活(アンケート)
ピカソの変貌(エッセイ)
飢えた皮膚(小説)
詩人の生涯(小説)
感想―芥川賞受賞受賞者のことば(エッセイ)
スナップ問答(アンケート) 〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

2
変容/リアルは徐々にまたは突如変わる。マスメディアが乱立しTV放送も始まる50年代、彼は従来の個のリアリズムに対して集団的ルポルタージュを自らの表現に課す。大量に同じ情報を流される日常では、意識は個人に収まらず社会的なはずだ。「人民文学」に入り左翼思想を検討しながら、彼はそこに根付く個人主義に攻撃を仕掛けた。突如見知らぬ集団が自分の部屋を占拠し(「闖入者」)、都市か水没し(「水中都市」)、人間が植物化する(「デンドロカカリア」)寓話的作品によって、名づけによって成り立つ個人に対する変容の戦略が展開される。2017/02/18

だん

0
未読の小説・戯曲のみ。2010/05/12

わとそん

0
まあまあ2009/03/18

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