内容説明
百花繚乱の京の都で、自在な遊び心あふれる画・俳の世界を創った与謝蕪村。故里を愛しつつも融けこみえぬまま、這うように句を吐きつづけた小林一茶。
目次
蕪村ゆきつもどりつ
与謝蕪村(はじめに―蕪村の時代・一茶の時代;故郷;関東遊歴;上洛から夜半亭継承へ;夜半亭の活動;春風馬堤曲;蕪村・竹譜)
小林一茶(故郷;江戸から西国行脚へ;江戸での挫折;帰郷;一茶・雪の譜)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maekoo
6
戦の無い平和な時代、宝暦天明文化は文化に大らかな田沼時代で本居宣長・平賀源内・上田秋成・工藤平助・林子平・杉田玄白・伊能忠敬・上杉鷹山・シーボルト等々文政期も含めると百花繚乱の時代! 松尾芭蕉に憧れる二人が芭蕉神格化の時代背景の中で其々独自の俳画・俳句の世界を追求し生きた事が其々の代表的な句や画によって知る事が出来る! この時代趣味である俳諧を追求する為貧困や失敗に喘ぎながらも様々な工夫と人間関係、そして旅によって追求した事も知れます! 蕪村を捉えなが「蚊を焼くや紙燭にうつる妹が顔」等一茶の面白い句有り!2024/12/28
-
- 電子書籍
- 悪役令嬢サリエルの夢 18