内容説明
いつ、どこで覚えたのかはっきりとしないが、うろ覚えに口ずさむ和歌の一句。多彩な技巧を駆使して歌う四季の美、恋の機微。心に響く百人一首の世界。
目次
百人一首へのちょっかい
百人一首(はじめに―「百人一首」の成立・歌風・影響;「百人一首」の世界―全歌評釈と鑑賞)
百人一首年表
関連作品
百人一首を読むための本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
26
和歌・古文を読むのに参考になるかと思い百人一首全部読んでその時の思いや当時の風景を想像しながら読んでみた。ちょっとわからなかったのはどこが上の句で下の句だったか。まだまだ勉強が足りません・・・。2016/01/23
maekoo
5
かるた取りも昨今見なくなり今や坊主めくりのカードに成り下がってしまった百人一首だがその選ばれている和歌には恋や自然を美しく捉えた秀歌が多い反面選歌や順番等々多くの謎も多い。 謎については織田正吉著「絢爛たる暗号―百人一首の謎をとく」が詳しく面白い! さて、この書冒頭の村松氏のコラムは百人一首の捉え方が我々との共通点が溢れていて楽しく、井上氏の解説も成立論や歌風、享受史を解り易く説いて下さっていてその後の多くのページを割いている全ての和歌の訳と解説及び作者紹介も愉しく読める図や史料も豊富な百人一首の入門書。2025/01/18
イカ男
0
恋の歌が多いのに驚く。2011/12/28