内容説明
天地のはじめ神々が生まれ、国が造られた。神々そして人間の奔放な性、激しい恋、深い嫉妬―そこに秘められた王権確立にかける古代王朝の壮大な意図と夢。
目次
人間の話
古事記日本書紀(『古事記』『日本書紀』の成立;世界の始まりと世界像;イザナキ・イザナミの物語;天孫降臨とアマテラス;大国主神の物語;海幸・山幸の物語;ヤマトタケルの物語;軽太子の物語;有間皇子の悲劇;壬申の乱;天皇の世界;『風土記』について)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓@入院中
47
写真や絵画が美しい。古代日本はどんな世界だったのか、しばし思いを馳せる。2016/03/03
maekoo
6
各国に有る神話を知る事でその国の風土や習俗の血の様なモノを読み取れる事が多いが、日本人の中に有る精神的構造を知る上で記紀は必須と思われる。 大宝律令で都城成立・独自元号・日本と言う国号・天皇号の成立を成し遂げつつ中国王朝世界から自律した「天下」を支える理念的思想的構築の多元的構造としての記紀の存在理由を知る事が出来る。 更にその「天下」構築の一体化としての風土記は記紀を補完し続日本記等に続く天皇制の自己主張を引き継いでいく…。 巻末の関連作品は釈日本記等失われた風土記を補完する様な書も紹介されていて◎2024/12/30
みやの はるか
1
近所の図書館で借りる。タイトルの通り、関連文書や伝承地の風景写真が多く掲載されていて、古事記と日本書紀の位置付けについて解説している。カラー図版が少ないのと、30年以上前に出版された本で文章がやや硬いのがネック。だが読み進めていくと、古事記と日本書紀がバラバラに存在しているのではなく、国の成立過程を伝えるものとして、補完しあってるのだと分かり、面白い。このシリーズ、他のも読んでみたくなった。2025/01/22
楽raku
0
今は古事記だけしか読んでないけど、次は日本書紀と比べて読んでみたいな。2014/06/13
yukiba
0
面白かった^^2013/09/15




