感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れいちゃん
1
正直途中で読むのを止めてしまった。三人吉三が面白くないわけでは決してない。三人吉三自体は間違いなく名作であるが、付されている注が良くない。特に傍注。完全に黙阿弥の七五調の台詞を殺している。古典集成はその名の通り古典文学作品として三人吉三を扱っているので、歌舞伎の脚本としての面白さが激減している。歌舞伎は役者に当て込みで脚本が書かれるため、初演時の役者の特徴や楽屋落ちについての注は必要だが、現代語訳は無粋。さらに今尾氏個人の感想とも取れる注まであり、研究資料としても質が良いとは言い難い。
nobi Nishii
0
月はおぼろに白魚のという代表的台詞の他にも名調子があると思って読んでみた。2013/07/21