新潮新書<br> 本とは何か

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新潮新書
本とは何か

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106111280
  • NDC分類 019
  • Cコード C0230

出版社内容情報

本を読むとはどういうことなのか。読んでいるとき、私たちは何を体験しているのか。「読書とは〈パフォーマンス〉である」という概念を手がかりに、小説、人文書、マンガからハウツー本、楽譜、レシピまで、幾多の学問領域を渡り歩きながら、この世に存在するあらゆる本について考える読書の哲学/美学。本を読むことが無条件によいものとされる現代で、読書の意味を問い直す試み。


【目次】

内容説明

本を読むとはどういうことなのか。読んでいるとき、私たちは何を体験しているのか。「読書とは〈パフォーマンス〉である」という概念を手がかりに、小説、人文書、マンガからハウツー本、楽譜、レシピまで、幾多の学問領域を渡り歩きながら、この世に存在する様々な本について考える読書の哲学/美学。本を読むことが無条件によいものとされる現代で、読書の意味を問い直す試み。

目次

第一章 へたな読書と上手な読書は何が違うのか―パフォーマンスとしての読書
第二章 物語を読むと他人が分かるようになるのか―あいだのパフォーマンス
第三章 難しい人文書が分からなくてなぜ楽しいのか―分からなさと半信
第四章 ハウツー本でなぜ元気になるのか―変身の予感
第五章 なぜ雑誌は読み通せなくてもいいのか―回遊する時間帯
第六章 マンガは本なのか―アトラクションと批評
第七章 楽譜とレシピの何を読んでいるのか―自由と可能性
第八章 なぜ読んだ本をSNSで紹介するのか―装いと家具
第九章 積読と書店めぐりは読むことなのか―庭とデモクラシー

著者等紹介

難波優輝[ナンバユウキ]
1994(平成6)年兵庫県生まれ。美学者。神戸大学大学院人文学研究科博士前期課程修了。専門は分析美学とポピュラーカルチャーの哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

71
誌友さんの紹介、新潮新書という要素が重なり手にした一冊。小説、人文書、マンガetc.の本を読むことの意味を、当人はあまり意識しないであろう側面から解釈する。著者はその道具立てを「パフォーマンス」ということばで表し、小説を読むときは小説の、人文書なら人文書の読みのパフォーマンスがあるという。面白いのは、読書パフォーマンスには書棚の整理や書店の棚巡りも含まれ、書店は自分の立場を固定せずに社会を盗み見ることのできる「盗み見民主主義」的な場でもあるとする。改めて本を読むことの意味や読書の形について考えさせられる。2026/07/07

さぜん

42
「読書パフォーマンス」という観点で本とは何かを論じているのだけど、ちょっと理解不足で読了。だが、本や読書への愛は感じる。特に「書店は民主的空間のユートピア」というのはなるほどと思った。図書館もそうだが、その棚にはどんな国も、文化も、人種も、思想もあらゆるジャンルが一列に並んでいる。並列なのだ。上も下も差別も格差もない。(書店員の好みはあるかもしれないが)「書店を読む」という行為はわかる。私の場合は「棚を読む」かな。どんな思考でどんな意図があって本が差されているのかは興味深い。#Netgalley 2026/06/30

Shoji

27
意外に難解な本でした。哲学を感じた。九つの章で構成されています。それぞれの章で著者の言いたいことは、なんとなく分かったけれども、そこまで小難しく言わなくても良いだろうと思った。読み終えて、「結局、何?」が感想かな。著者は文中にこう書いていました。「分からなさを楽しめばよい、分かることを目指してはいけない。ざっと理解すればよい、とりあえずで良い」そういうことか。2026/07/07

とも

24
​本とは何か、読書とは何かを問い直す一冊。やや哲学より。 「読書はパフォーマンスである」という主張、「マンガやレシピ本は読書に含まれるのか」といった考察が興味深い。個人的に一番深く刺さったのは「わからない本を読む楽しさ」という指摘。難解な本は楽しい。 また、雑誌について語るパートで、著者の愛読誌として『SFマガジン』『小学○年生』『ファミ通』『Band Journal』が挙げられている。ああ、自分の読んできた雑誌とモロ被り!思わぬところで著者に親近感を抱いてしまう。 肩の力を抜いて読める読書論。2026/07/18

よっち

21
本を読むとはどういうことなのか、何を体験しているのか。読書とはパフォーマンスであるという概念を手がかりに、この世に存在するあらゆる本について考える1冊。小説で他者を感じるあいだ、人文書の難解さが生む快楽、ハウツー本の変身の予感、雑誌の飛ばし読み、マンガのアトラクション性、楽譜やレシピのように読む=実行するもの、SNSでの紹介、積読や書店めぐりまで、実際にページを開いている瞬間の体験を丁寧に観察していて、効用やテクニックを説くハウツー本ではなくて、読む本質を哲学と美学の両面から掘り下げる姿勢が印象的でした。2026/08/02

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