新潮新書<br> 本とは何か

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新潮新書
本とは何か

  • 難波 優輝【著】
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  • 新潮社(2026/06発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106111280
  • NDC分類 019
  • Cコード C0230

出版社内容情報

本を読むとはどういうことなのか。読んでいるとき、私たちは何を体験しているのか。「読書とは〈パフォーマンス〉である」という概念を手がかりに、小説、人文書、マンガからハウツー本、楽譜、レシピまで、幾多の学問領域を渡り歩きながら、この世に存在するあらゆる本について考える読書の哲学/美学。本を読むことが無条件によいものとされる現代で、読書の意味を問い直す試み。


【目次】

内容説明

本を読むとはどういうことなのか。読んでいるとき、私たちは何を体験しているのか。「読書とは〈パフォーマンス〉である」という概念を手がかりに、小説、人文書、マンガからハウツー本、楽譜、レシピまで、幾多の学問領域を渡り歩きながら、この世に存在する様々な本について考える読書の哲学/美学。本を読むことが無条件によいものとされる現代で、読書の意味を問い直す試み。

目次

第一章 へたな読書と上手な読書は何が違うのか―パフォーマンスとしての読書
第二章 物語を読むと他人が分かるようになるのか―あいだのパフォーマンス
第三章 難しい人文書が分からなくてなぜ楽しいのか―分からなさと半信
第四章 ハウツー本でなぜ元気になるのか―変身の予感
第五章 なぜ雑誌は読み通せなくてもいいのか―回遊する時間帯
第六章 マンガは本なのか―アトラクションと批評
第七章 楽譜とレシピの何を読んでいるのか―自由と可能性
第八章 なぜ読んだ本をSNSで紹介するのか―装いと家具
第九章 積読と書店めぐりは読むことなのか―庭とデモクラシー

著者等紹介

難波優輝[ナンバユウキ]
1994(平成6)年兵庫県生まれ。美学者。神戸大学大学院人文学研究科博士前期課程修了。専門は分析美学とポピュラーカルチャーの哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

65
誌友さんの紹介、新潮新書という要素が重なり手にした一冊。小説、人文書、マンガetc.の本を読むことの意味を、当人はあまり意識しないであろう側面から解釈する。著者はその道具立てを「パフォーマンス」ということばで表し、小説を読むときは小説の、人文書なら人文書の読みのパフォーマンスがあるという。面白いのは、読書パフォーマンスには書棚の整理や書店の棚巡りも含まれ、書店は自分の立場を固定せずに社会を盗み見ることのできる「盗み見民主主義」的な場でもあるとする。改めて本を読むことの意味や読書の形について考えさせられる。2026/07/07

さぜん

40
「読書パフォーマンス」という観点で本とは何かを論じているのだけど、ちょっと理解不足で読了。だが、本や読書への愛は感じる。特に「書店は民主的空間のユートピア」というのはなるほどと思った。図書館もそうだが、その棚にはどんな国も、文化も、人種も、思想もあらゆるジャンルが一列に並んでいる。並列なのだ。上も下も差別も格差もない。(書店員の好みはあるかもしれないが)「書店を読む」という行為はわかる。私の場合は「棚を読む」かな。どんな思考でどんな意図があって本が差されているのかは興味深い。#Netgalley 2026/06/30

Shoji

27
意外に難解な本でした。哲学を感じた。九つの章で構成されています。それぞれの章で著者の言いたいことは、なんとなく分かったけれども、そこまで小難しく言わなくても良いだろうと思った。読み終えて、「結局、何?」が感想かな。著者は文中にこう書いていました。「分からなさを楽しめばよい、分かることを目指してはいけない。ざっと理解すればよい、とりあえずで良い」そういうことか。2026/07/07

takka@ゲーム×読書×映画×音楽

13
表紙にある「読書ってそんなにえらいのだろうか。」という言葉に惹かれて読了。開くと物語や人文書だけでなく、雑誌・漫画・ハウツー本・楽譜・レシピ本など多種多様なジャンルを扱っているのもいい。個人的に感じたことは、本を読んでも理解できた気になるだけだということ。著者の言うとおり、本はナビゲートする不思議な存在だ。小説は想像を、人文書は信じよと。同じ本を読んで自分・他人はどう感じたのか。それを照らし合わせ、自身の思考を崩してアップデート。ここまでが学びだと改めて感じた。2026/07/07

Kooheysan

8
本とは何か、そして読書という行為を哲学する試み。考えたり感じていたことを、私の知らない哲学者や学問を通じて、言語化や思考のヒントを教えてくれることが楽しいです。文体も好み。…とはいえ、表紙の「読書ってそんなにえらいのだろうか。」という疑問がひっかかりはします。読書ってそのように見られているのでしょうか(この辺りは『本を読めなくなった人たち』にもありましたね)。筆者は丁寧に説明してくれていますが、そういう疑問を持つ人の気持ちが解消されるのか、大変興味深いです。2026/07/05

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