出版社内容情報
万葉集、源氏物語、織田信長、夏目漱石……古来、日本人は漢字文化圏の中国、アルファベット文化圏の西洋と向き合い、独特の方法すなわち「和能」をもって大陸の文明を受容してきた。世界情勢と東西の力学が大きく変わりつつあるいま、私たち日本人が進むべき道はいったいどこにあるのか。長年、建築と文学の関係を探究してきた著者が、世界各地での実体験を織り交ぜながらこの国の前途を問う、画期的論考。
【目次】
内容説明
万葉集、源氏物語、織田信長、夏目漱石…古来、日本人は漢字文化圏の中国、アルファベット文化圏の西洋と向き合い、独特の方法すなわち「和能」をもって大陸の文明を受容してきた。世界情勢と東西の力学が大きく変わりつつあるいま、私たち日本人が進むべき道はいったいどこにあるのか。長年、建築と文学の関係を探究してきた著者が、世界各地での実体験を織り交ぜながらこの国の前途を問う、画期的論考。
目次
第1章 漢字文化圏とアルファベット文化圏
第2章 文字と建築の密接な関係
第3章 漢字思想の花が咲く
第4章 仮名文学の花が咲く
第5章 取り残された文化圏
第6章 信長は漢字圏初の「世界人」
第7章 漢字帝国の挑戦・1945まで
第8章 漢字帝国の挑戦・1945から
著者等紹介
若山滋[ワカヤマシゲル]
1947年台湾生まれ。74年東京工業大学大学院博士課程修了。建築家。名古屋工業大学名誉教授。専攻は建築文化論、比較様式論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
27
建築家で文芸評論家でもある著者が、「文字」と「建築」という切り口から、漢字文化圏の盛衰を壮大に描き出した1冊。漢字圏は「積む」文化、アルファベット圏は「組む」文化という対比を語り、巨大な中央集権と漢字の深化志向により興隆したものの構造的限界を露呈させている中国。中国や西洋の異文化を柔軟に吸収・再解釈して独自の文化を育んできた日本の「受容の知性」が強みで前途を開く鍵だとし、漢字圏の「深化」とアルファベット圏の「発展」という仮説から日本が目指すべき「進化した和能」の可能性を語る内容はなかなか興味深かったです。2026/04/28
Teo
0
思っていたのと相当違った。もっと言語学的な内容かと思って買った。各地の文明の発展の方に話が置かれていた。著者の専門は建築系だったか。文明の歴史の概観ならまあもう知ってるし。個人の目論見としては買ったのは失敗だった。2026/04/23




