新潮新書<br> 43歳頂点論

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新潮新書
43歳頂点論

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106111068
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0240

出版社内容情報

植村直己、長谷川恒男、星野道夫――名だたる冒険家やクライマーが、なぜか同じ年齢で命を落とす。背後にあるのは、歳とともに落ちる体力と上がっていく経験値とのギャップ、すなわち「魔の領域」だ。二十代の頃、「体力の衰えは経験でカバーできる」と語る先達を「心中ひそかにバカにしていた」著者が、五十代を前に「その言葉は衰退の言い訳ではなく真理」だと思い至るまで、極地探検家ならではの圧倒的人間論!


【目次】

内容説明

植村直己、長谷川恒男、星野道夫―名だたる冒険家やクライマーが、なぜか同じ年齢で命を落とす。背後にあるのは、歳とともに落ちる体力と上がっていく経験値とのギャップ、すなわち「魔の領域」だ。二十代の頃、「体力の衰えは経験でカバーできる」と語る先達を「心中ひそかにバカにしていた」著者が、五十代を前に「その言葉は衰退の言い訳ではなく真理」だと思い至るまで、極地探検家ならではの圧倒的人間論!

目次

第一章 四十三歳までの膨張期(脱兎のごとく逃げる山;小学生の私が考えた人生の目的;生きようと希求する運動体 ほか)
第二章 頂点としての四十三歳(勝負は三十代;人生という作品の完成度;人は三十代で人生最高の作品をしあげることができる ほか)
第三章 四十三歳以降の減退期(以前の四十代のイメージ;取材をやめた理由;中年の自由 ほか)

著者等紹介

角幡唯介[カクハタユウスケ]
1976(昭和51)年北海道生まれ。探検家・作家。チベット奥地の峡谷や、極夜の北極など独創的な探検を行い、近年は地球最北部で犬橇長期旅行を実践する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

32
☆☆☆☆ 人はなぜ冒険するのかを43歳を頂点とするという観点から哲学的に思考した書。小説新潮での連載。探検や冒険では死ぬことを望んでいるのではないが、死の近くに身を置くことで、確かな生の実感を手に入れたいという思いがある。二十代が求めるのは自己の存在証明。冒険家が意識の深層で求めているのは、死の淵から生還するという経験、すべてのエネルギーを使い切るほどやりきって、そのうえで帰ってくるという経験なのではないか。2025/12/19

キタ

14
43歳は既に過ぎてるけど、過去も振り返りながら今とこれからを考えるにはいい時期といい本かなぁと思い読了。 年齢を重ね、自分というものが固まってきて、自分の存在照明が必要なくなると、何かに届こうとして頑張る必要がなくなる。 そのときはじめて、ただ面白いからそれをやる、という純粋行為の世界が広がる。 P1772026/01/02

ゆうすけ

11
著者の作品は多分7割くらい読んでいて、私1982年7月生まれの現在43歳ということもあって、読んでみました。会社員で、デスクワークで角幡氏とは随分と境遇は違うけど、それに故に惹かれる部分があってずっと読んでいる部分もあり。行動する人でもあり、何よりも変化する人だと思う。常に自己否定というか、過去を美化しないのが美点。雑誌連載みたいなのだけど、各章によって若干印象というかトーンが違っている。第3章の減退論はあまりピンとこなかったなあ。2025/12/16

one more rep

9
現在38歳、働いてからあっと言う間に18年が経つ。40歳を前にこれからの人生をどうしようか、新たな事を始めるならこれが最後だよな、だなんて一旦悩むお年頃。冒険家とサラリーマン、何もかもが違うけれども考え方や人間の限界、残された時間の使い方などの共通項は非常に参考になります。2025/12/07

yoneyama

8
探検家かつ書き手として20代から一貫して歩んできたその振り返りが面白い。一回り後の世代ながら、ずっと著作を追ってきたので。 体力のピークと、経験値がほどよく合致したのが43歳と論じる。43という数字は植村直己はじめビッグネームの享年が重なっているから。「死の余白」をもとめて再び出かけ死んでしまう。 43歳にこだわるのは、パフォーマンスギリギリを狙う角幡氏クラスならではの切迫感だろう。一般的には生涯をかけての、体力と知力を総動員した最高傑作を意識している人は多くはない。 2026/01/04

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