出版社内容情報
メメント・モリ――常に死を想えと古人は言った。「板橋のドブ」で死ぬのが理想と語った渥美清、余命1年を宣告されても女優への執念を絶やさなかった川島なお美、葬儀で「幸せな人生だった」と自らの声で語った田中好子、舌がんで入院中も冗談を飛ばしたケーシー高峰……。時代を彩ったスターは死を目前にして、何を思い、生きたのか。自身もがんと闘い、刊行を待たずに他界した著者が綴った、“死に際”の物語。
内容説明
メメント・モリ―常に死を想えと古人は言った。「板橋のドブ」で死ぬのが理想と語った渥美清、余命1年を宣告されても女優への執念を絶やさなかった川島なお美、葬儀で「幸せな人生だった」と自らの声で語った田中好子、舌がんで入院中も冗談を飛ばしたケーシー高峰…。時代を彩ったスターは死を目前にして、何を思い、生きたのか。自身もがんと闘い、刊行を待たずに他界した著者が綴った、“死に際”の物語。
目次
1 演じる人生―演じるとは、生きること(渥美清 「板橋のドブで死んでるよ」;光本幸子 マドンナとは「我が淑女」 ほか)
2 歌う人生―歌は世につれ、世は歌につれ(藤圭子 虚像と実像の間で;水木一郎 「止まると老けちゃう」 ほか)
3 時代を映す人生―大衆のエネルギーと想い(福富太郎 波乱万丈のキャバレー人生;一条さゆり ストリップは「わいせつ」か? ほか)
4 闘い続ける人生―闘魂・忍耐・孤独・挑戦(アントニオ猪木 「迷わず行けよ、行けば分かるさ」;ラッシャー木村 「金網デスマッチの鬼」の素顔 ほか)
5 笑わせる人生―心とからだにビタミンを(ケーシー高峰 一番風呂での出会い;ポール牧 「独りって寂しいね」 ほか)
著者等紹介
小泉信一[コイズミシンイチ]
1961年、神奈川県生まれ。朝日新聞編集委員。管理職に就かず現場を貫いた全国紙唯一の「大衆文化担当」記者。2024年10月、がんで死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
ベローチェのひととき
funuu
チェアー
黒猫堂▽・w・▽