出版社内容情報
お寺に新風を巻き起こしている型破りな僧侶が、いろいろあって離婚。前代未聞の「シングルファザー住職」が誕生――。料理の腕はからっきし、葬儀直前のオネショに悪戦苦闘、休日もプライベートもない孤独なひとり親……それでもお寺と家族の生活を守るため、仏事と家事と育児の“三役”に挑む。ときに世間と仏教界のジェンダーギャップに悩みつつ、人生最大のピンチをどう乗り越えたのか。シンパパ住職の奮闘記!
内容説明
お寺に新風を巻き起こしている型破りな僧侶が、いろいろあって離婚。前代未聞の「シングルファザー住職」が誕生―。料理の腕はからっきし、葬儀直前のオネショに悪戦苦闘、休日もプライベートもない孤独なひとり親…それでもお寺と家族の生活を守るため、仏事と家事と育児の“三役”に挑む。ときに世間と仏教界のジェンダーギャップに悩みつつ、人生最大のピンチをどう乗り越えたのか。シンパパ住職の奮闘記!
目次
序章 お坊さんの結婚と離婚
第1章 悪戦苦闘するシングルファザー
第2章 シングルファザー住職の「考える育児」
第3章 シングルファザーの孤独
第4章 空回りするシングルファザー
終章 離婚して手に入れたもの
著者等紹介
池口龍法[イケグチリュウホウ]
浄土宗・龍岸寺住職。二児の父。1980年兵庫県生まれ。京都大学卒業後、浄土宗総本山知恩院に奉職。2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nyaoko
51
たまたまテレビで見た「行ってみたいお寺特集」で、とんでもない事してるお坊さんがいるなぁと。そしたら本を出してるなぁと。しかもシングルファザーとな。図書館に行ったらあったので借りてみたのですが、一般家庭とはやはり違うなぁと思いました。プライバシーのない生活…そりぁ、しんどいわ、元奥様、よく頑張ったと思う《非常に同情してしまった》とは言え、この方も「このままではお寺は衰退する!」と言う危機感を持って、色々な活動に取り組まれている事はとても素晴らしいと思います。2025/01/04
onasu
14
何処の寺じゃ?、と思ったら、京都でお寺アイドルをプロデュースしたり、仏像をドローンに載せたり、てテレビでちらっと見ただけですが…。 親(先代)の反対(寺に合わなそう)を押し切って結婚も、2児を得ながら離婚、シングルファーザーになったという筆者。片親でも父親の方が少数派だし、ましてや住職とは希少。職住同居というのも功罪は様々だし、所謂ママ友の中に男親というのも…。 寺を開かれた場所にという実践には賛同したいし、ドタバタ感と珍しもの見たさは充足できました。2024/12/23
りょう
6
離婚して2人の子どもを育てるシングルファザー、職業は住職という職住一体でかつ特殊なお勤めがある、というところで、まあ変わった事情もあるなあ、と思うこともあるが「仕事のキリが悪いのにご飯を作らなきゃならない」なんてことは、親なら当たり前。シングルファザーだから、というたいへんさを書くのは、それはアンタが妻に押しつけるのが当然と思ってるからだ!と甘えんなーと思うことも多々あり。元々なーんもしないでるから、シングルになって大変大変っていうんだよ!仕事と家事と子育てなんて母親はやってるよ、とかも思いました。2024/12/22
amanon
3
子育てをしたことがない僕がいうのも…いや、むしろそうだからこそ、「子育てって大変だな」と改めて痛感。いくら僧侶とはいえ、聖人君子ではなく生身の人間で、相手も我が子供とは言え、考えていることや行動パターンが手に取るようにわかるわけでなく、常に真剣勝負を強いられるという過酷な状況の上に、僧侶というそれを上回るような過酷な家業。本人は極力ユーモアを交えて飄々と語るように努めてはいるようだけれど、その実態は相当にヘビーだったのでは?と想像される。それでも何とか乗り切ったのは、やはり信仰の力か。後日談が期待される。2025/05/10
へへろ~本舗
3
うーん、あまり共感出来なかった。2025/01/11
-
- 電子書籍
- 夢幻伝説タカマガハラ(1)
-
- 和書
- 軍医森鴎外のドイツ留学