新潮新書<br> トランプ再熱狂の正体

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新潮新書
トランプ再熱狂の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106110436
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0220

出版社内容情報

2024年の米大統領選に、トランプが帰ってくる。前回選挙の敗北を受け入れず、司法当局の追及も受ける男に、なぜ国民は再び熱狂するのか。国外から見れば不可解な現象も、支持者の声にじっくりと耳を傾けると、その正体が浮かび上がる。トランプ支持には相応の論理があり、共感を呼ぶものも少なくない。選挙が終わっても国民を分断する価値観の衝突は終わらない。アメリカの「今」を解き明かす第一級レポート。

内容説明

二〇二四年の米大統領選に、トランプが帰ってくる。前回選挙の敗北を受け入れず、司法当局の追及も受ける男に、なぜ国民は再び熱狂するのか。国外から見れば不可解な現象も、支持者の声にじっくりと耳を傾けると、その正体が浮かび上がる。トランプ支持には相応の論理があり、共感を呼ぶものも少なくない。選挙が終わっても国民を分断する価値観の衝突は終わらない。アメリカの「今」を解き明かす第一級レポート。

目次

第1章 トランプか、バイデンか―終わりなき「係数ゼロ」の非難合戦
第2章 保守か、リベラルか―若年世代の教育を揺るがす「文化戦争」
第3章 「私たち」か、「彼ら」か―浸透する陰謀論とキャンセル・カルチャー
第4章 選挙不正か、民主主義の危機か―ぶつかり合う「正義」の合わせ鏡
第5章 ファクトか、フェイクか―ピンクスライム・ジャーナリズムの勃興
第6章 共和党か、民主党か―アイデンティティ政治が加速させる分断
終章 想像を超える分断と向き合う

著者等紹介

辻浩平[ツジコウヘイ]
NHK報道局国際部記者。早稲田大学政経学部卒。エルサレム支局長、政治部などを経てワシントン支局(二〇二〇~二三)でホワイトハウスを取材。現ウラジオストク支局長。英オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所では客員研究員としてメディアの信頼性について研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Hatann

8
分断が懸念されるアメリカにおいて、トランプ支持者へのインタビューを通じて、支持の深層を炙り出す。既存マスメディアが自分たちの声を取り上げないという不信が、信頼性の係数ゼロの脳内変換に繋がり、自分たちにフィットしない情報をフェイクと断罪し、被害者意識に基づくナラティブを醸成する。トランプを救世主として祭り上げ、様々な論点を「敵か、味方か」という単純な思考で断罪する。本来、民主主義の要諦は、多様なナラティブを並べて、相違を認識しながら、相互に排除するのではなく、現実的な妥協を通じて物事を進めていくことにある。2024/12/13

koishikawa85

6
ちょっと繰り返しが多い気はしたが、アメリカの現状についてオーソドックスにまとめた本。すでに聞いたような話も多いが、ピンクスライムジャーナリズムというのは初耳だった。地方紙の名を騙り、現地にはいない記者がコタツ記事を書くオンライン媒体らしい。日本はこうなってほしくない。2025/01/03

とろりんとう

6
2024/11/02日経新聞書評本。NHK記者が見たトランプ支持の実情と米国の分断。トランプ再選が決定する直前から読み始めた。係数ゼロ、選管を含む公的機関への信頼低下、被害者ナラティブがトランプ支持に影響。起訴の件も係数ゼロにて事実が意味をなさない。事実がどうかは関係なく、リベラル派を止める方が重要。トランプの巧みな話術、リベラル派の行き過ぎたポリティカル・コレクトネスやジェンダー、更にメディアの経営難と信頼低下(報道バイアス等)が拍車を掛ける。共和党派と民主党派の歩み寄りもなく、分断を深め、米国は混迷。2024/11/15

みじんこ

5
トランプが支持を集め続けている理由を、取材による社会の分断とメディアとの関わりから読み解く。教育現場と禁書の話は初めて知った。不正選挙だと信じる人がなぜこうも多いのかも疑問だったが、公的機関への信頼度の低さ等を踏まえると理屈としては分かる。「まず人々の立場があらかじめあり、その立場を守り、正当化するための主張や言説を信じる」という記述が最も的を射ている。保守とリベラルの分断は根深いが、人間として一致できる部分の方が多いとする論には希望が持てる。併せて述べられているように、世代交代が現実的な解決法に思える。2024/08/25

お抹茶

4
トランプ支持者の考え方やアメリカで広がる分断を伝える。トランプ支持者は公的機関や司法制度の判断を信用しない。トランプのナラティブは被害者の物語で,白人優位の社会が変わることに不安を抱く人に響く。選管関係者が不正に関わっていたと信じる人からの脅迫で選管職員を辞職する人も増えている。学校図書館の選書を巡る対立も深まり,保守派とリベラル派という政治対立に発展している。地元紙の顔をした「ピンクスライム・ジャーナリズム」も拡大。アイデンティティに起因する文化戦争は譲歩や妥協がしにくく,メディアで増幅される。2025/04/19

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