出版社内容情報
「1秒遅れの時計は永遠に合わない。しかし、止まっている時計の針は必ず合う」。現代人はインターネットやSNSを駆使して「最新の情報」を追い求めるが、すべての情報はどんなに速くても「1秒遅れ」で届く。一方、止まった時計は一日に二度、正確に“今”を指し示す。未来を見通すには、現在を追いかけるより過去を振り返るほうが有効なこともある。週刊新潮の看板コラム『夏裘冬扇』待望の書籍化。
内容説明
「1秒遅れの時計は永遠に合わない。しかし、止まっている時計の針は必ず合う」。現代人はインターネットやSNSを駆使して「最新の情報」を追い求めるが、すべての情報はどんなに速くても「1秒遅れ」で届く。一方、止まった時計は一日に二度、正確に“今”を指し示す。未来を見通すには、現在を追いかけるより過去を振り返るほうが有効なこともある。週刊新潮の看板コラム『夏裘冬扇』待望の書籍化。
目次
1 天皇制はどう変わるのか―人間的な、余りにも人間的な
2 宰相と政治は何をめざすのか―令和おじさんから暗殺者まで
3 国民生活をどう守るのか―下意上達にブラヴォーを
4 災厄とどう向き合うか―コロナ禍と日本的心性
5 時代の申し子は何を遺したか―戦後への墓碑銘
6 極東の「持たざる国」の処し方は―「いつか来た道」の幻影
7 歴史はやはり繰り返すのか―鳴呼、ロシア・ウクライナ戦争
著者等紹介
片山杜秀[カタヤマモリヒデ]
1963(昭和38)年生まれ。思想史研究者、音楽評論家。慶應義塾大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、同大学法学部教授(専門は政治思想史)。著書に『音盤博物誌』(吉田秀和賞、サントリー学芸賞)、『未完のファシズム』(司馬遼太郎賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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