新潮新書<br> メディアとテロリズム (新版)

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メディアとテロリズム (新版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784106110139
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0220

出版社内容情報

テロリストはネットやTVなどのメディアで存在をアピールし、主義主張を宣伝する。メディアはそれを報じ、PVや視聴率、部数を稼ぐ。これはもはや“共生”どころか“共犯”関係である。あさま山荘事件、アメリカ大使館人質事件、地下鉄サリン事件から直近の安倍晋三元首相、岸田文雄首相襲撃事件までテロの歴史を俯瞰し、“負のスパイラル”を脱する道を探る。大きな話題を呼んだ原著に大幅な加筆をした決定版。

内容説明

テロリストはネットやTVなどのメディアで存在をアピールし、主義主張を宣伝する。メディアはそれを報じ、PVや視聴率、部数を稼ぐ。これはもはや“共生”どころか“共犯”関係である。あさま山荘事件、アメリカ大使館人質事件、地下鉄サリン事件から直近の安倍晋三元首相、岸田文雄首相襲撃事件までテロの歴史を俯瞰し、“負のスパイラル”を脱する道を探る。大きな話題を呼んだ原著に大幅な加筆をした決定版。

目次

序章 安倍元首相銃撃事件がもたらしたテロリズム新時代
第1章 「撃つなアブドゥル!まだゴールデンタイムじゃない!」
第2章 北京オリンピックは「テロの舞台」だった
第3章 テロリズム時代の到来―9・11テロ事件とオウム
第4章 政治的コミュニケーションとしてのテロ―一九七〇年代以前
第5章 恐怖と不安を充満させるテロリズム―一九八〇年代
第6章 テロとメディアの共生関係―一九九〇年代
第7章 政府・企業による監視社会へ―二〇〇〇年代
第8章 テロリズムに対してメディアはどうあるべきか
終章 根本療法が求められるテロ対策

著者等紹介

福田充[フクダミツル]
1969(昭和44)年兵庫県西宮市生まれ。日本大学危機管理学部教授、同大学院危機管理学研究科教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

107
戦前の新聞は戦争報道で販売部数を増やしたが、現代のメディアもテロを報じることで視聴率や部数を稼ぐ構造は変わらない。そんなメディアの事情をテロリスト側も折り込んで事件を起こし、自分たちの主義主張を広めさせる共犯関係が成立している。安倍元首相暗殺犯の山上徹也は、テロを通じて旧統一教会を全国民から危険視させるとの目標を達成した。いわばテロとメディアの共生を最大限に活用した成功者であり、及ぼした影響の大きさは歴史に残る。かと言って報道や言論の自由制限は民主主義の自滅であり、自称民主国家は難しい選択を迫られている。2023/12/03

roatsu

14
09年の既刊だが直近の安倍元総理殺害、岸田総理襲撃という大事件を受け序章等を追加して再度出版されたそう。いわゆるテロリズム自体と、共生的にその幇助・補完の役割を果たしているメディアという宿痾について明確な結論は無いけれど普遍性のある分析がなされている。個人的にはP30やP100に述べられるテロと日本文化の親和性が印象深い。”大義名分があれば、追い詰められた個人であれば、暴力を用いて人を殺しても情状酌量されるという日本的な伝統文化”という著者の洞察は、日本の衆愚の度し難さを正確に指摘したものと言える。個人的2023/10/12

たいたいぶん

2
テロにおいて利用されるメディアとその在り方について批判的に述べた本書。 確かに著者の言う通り安倍晋三銃撃事件では犯人の主張が報じされ、暴力は世の中を変える力を持っていることをメディアが暗に伝えてしまった側面はある。 一方で規制することは報道の自由を妨げてしまうこともあることから一概に規制すべきとは言えず、今後メディアがどう動きべきかはこれからも議論が重ねられるところだろう。 また危機管理学という新たな学問の必要性もしっかりと感じられる。 報道の自由と平和と安全、どちらを取るかはとても悩ましいところだ。2025/02/14

skr-shower

2
メディアがテロ側にお墨付きを与えてしまう、何度繰り返してもメディアも見る側も懲りない。忠臣蔵も人気があるけれど、確かにテロ行為だ。人気取りが至上命令のテレビが報道って難しい。2023/11/10

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