出版社内容情報
明治十年の創立から東京大学は常に学問の中心としてあり続けた。大震災、戦争、大学紛争、国際化――その歩みはまさに日本の近現代史と重なり合う。時代の荒波の中で、歴代の総長たちは何を語ってきたのか。「名式辞」をめぐる伝説に、ツッコミどころ満載の失言、時を超えて紡がれる「言葉」をひとつずつ紐解く。南原?から矢内原忠雄、蓮實重彦まで、知の巨人たちが贈る、未来を生きる若者たちへの祝福と教訓!
内容説明
明治十年の創立から東京大学は常に学問の中心としてあり続けた。大震災、戦争、大学紛争、国際化―その歩みはまさに日本の近現代史と重なり合う。時代の荒波の中で、歴代の総長たちは何を語ってきたのか。名式辞をめぐる伝説、ツッコミどころ満載の失言、時を超えて紡がれる「言葉」をひとつずつ紐解く。南原繁から矢内原忠雄、蓮實重彦まで、知の巨人たちが贈る、未来を生きる若者たちへの祝福と教訓!
目次
第1章 富強の思想、愛国の言葉(一八七七‐一九三八)
第2章 戦争の荒波に揉まれて(一九三八‐一九四五)
第3章 国家主義から民主主義へ(一九四五‐一九五一)
第4章 平和と自由のために尽くす人となれ(一九五一‐一九五七)
第5章 肥った豚よりも痩せたソクラテス?(一九五七‐一九六八)
第6章 ノブレス・オブリージュ、国際人、多様性(一九六八‐一九八五)
第7章 あらゆる学問分野の連携を(一九八五‐一九九三)
第8章 未来へ伝達すべきもの(一九九三‐二〇〇一)
補章 いま君たちはどう生きるか(来賓の祝辞から)
著者等紹介
石井洋二郎[イシイヨウジロウ]
1951(昭和26)年東京都生まれ。専門はフランス文学・思想。東京大学教養学部長、副学長などを務め、現在中部大学特任教授、東京大学名誉教授。2015年に教養学部の学位記伝達式で読んだ式辞が大きな話題になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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