出版社内容情報
軍事・経済で世界二強の一角となった中国は、宇宙の分野(軍事・科学)でもアメリカを猛追。両国が鎬を削る「宇宙の最前線」に迫る。
内容説明
2016年8月、中国は軍事・金融に不可欠な暗号通信技術を搭載した量子科学衛星「墨子」の打ち上げに成功。まだ米国も成し遂げていない快挙だった。宇宙開発技術でロシア、欧州、日本を抜き去った中国は、その実力を外交にも利用。多くの国が軍門に下る結果となっている。迎え撃つ覇者・米国の現状は?そして日本はどう動くのか?第2次大戦後の宇宙開発の歴史を紐解きながら、「宇宙安保」の最前線に迫る。
目次
第1部 「宇宙大国」中国の実力(21世紀のスプートニク・ショック;ロシアを抜き去り米国に迫る道のり;米中の蜜月と破綻の歴史;「南南協力」で進む途上国支配;ヨーロッパでも進む宇宙板「一帯一路」)
第2部 「超大国」の主戦場としての宇宙(宇宙開発黎明期:IGYを舞台にした米ソ対決;米ソの作り上げた宇宙秩序;アメリカの宇宙政策)
第3部 日本の宇宙政策(アメリカの長い影;テポドンミサイルの衝撃;第4次宇宙基本計画を読み解く;宇宙作戦隊とは何か;民間ビジネスの可能性)
著者等紹介
青木節子[アオキセツコ]
1959年生まれ。慶應義塾大学大学院法務研究科教授。専門は国際法、宇宙法。83年慶應義塾大学法学部卒業、90年カナダ・マッギル大学法学部附属航空・宇宙法研究所博士課程修了(法学博士)。防衛大学校などを経て、2016年より現職。12年より内閣府宇宙政策委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
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