出版社内容情報
昭和は何を間違えたのか。史実をひもとき、過去から未来へと連鎖する歴史の本質を探りだす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
33
太平洋戦前後に活躍の作家作品を取り上げ、昭和の時代の本質を探る。取り上げられる作家は夏目漱石ら20名。日頃、青空文庫でお世話になっている先生諸士なので興味深く読了。読み手の私のレベルが低いので、筆者が狙った昭和史の本質を理解するまでには至らないのだが、自分の中でちょっと熟成させて折にふれて反芻してみようかと思う。開戦で俄に日本語学習ブームのアメリカの大学と、英語使用を禁じ罰しようとする日本との文化力の差が印象的。2024/10/08
Melody_Nelson
4
タイトルがやや大袈裟である。書籍の一節にまつわるエッセイなのだが、その作品にはあまり触れられていないことが多い。話もあちこち飛び、あまりまとまっていない。とはいえ、保阪氏の鋭い視点や、歴史の新たな発見も多くあり、面白いことは確か。20の話からなるので、隙間時間にチラッと読むのに最適。2020/12/14
ケン
2
「昭和史の本質」って大上段からの名より「昭和史閑話」くらいの名前で良くないでしょうか。2021/12/29
亀
0
随筆風、歴史が多面的に、笑える、自身の知識がなく読み取りにくいところがある。取り上げれていた本読みたくなる。本のタイトルが内容を現していない。2024/09/28
昼寝
0
泉鏡花を読むこと。2023/05/31