出版社内容情報
本田圭佑、田村淳、為末大など有名人も続々参入。スタートアップ企業にお金を投じる理由とは。
内容説明
創業間もないスタートアップ企業にお金を投じる「エンジェル投資」がいま、空前のブームとなっている。成功して大金を手に入れた若き起業家たちだけでなく、本田圭佑、田村淳、為末大など有名人も続々と参入し、サラリーマン投資家も増えている。スタートアップ企業を取り巻く「エコシステム」の急速な進化は、日本の産業界をどのように変えていくのだろうか。当事者たちの証言で描く。
目次
第1章 誕生(エンジェル投資家とは何か;日米の投資家の顔ぶれ;投資のプロセス;大金を投じる理由)
第2章 争奪(セレブ投資家の台頭;急拡大するプロの投資集団;「有望株」獲得へ火花)
第3章 革命(ネットでエンジェル投資;「株式型」に参入続々;起業家との「出会い」仲介;利用企業は「一石四鳥」)
第4章 狂宴(起業天国トーキョー;越境するエリート人材;ブームの行方)
著者等紹介
小川悠介[オガワユウスケ]
1983(昭和58)年生まれ。共同通信社記者。2008年に早稲田大学を卒業し、日本経済新聞社に入社。パナソニック勤務を経て、17年から現職。本社経済部にて、民間企業や株式市場の取材を担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shikada
16
スタートアップ企業に積極的な投資を行うエンジェル投資家、また近年の日本のエンジェル投資の実情を解説する一冊。やっていることは要するにハイリスクな投資なんだけれど、エンジェル投資家の活動は、金銭的な投資にとどまらない。IPOや会社売却などで資産を得た起業家が、自身の経験から得た知識を伝えたりして、ペイフォワードの精神で後輩を支援する文化がある。投資家と起業家の活動からは、単なる金儲けではなく、起業によって社会問題を解決したいという熱量が伝わってくる。2020/09/08
Yuichi Tomita
3
再読。本田圭佑は、生活費を除いて全てエンジェル投資にあてているそうな。エンジェル投資への情熱が凄い。 資金調達に苦労したことがない起業家も紹介されており、バブりかけていることがよくわかる。いつ終わってしまうのか、それとも終わらないのか。CVCや機関投資家は儲からないと分かったら、サーッといなくなるだろうから、そのときにどれだけの投資家が残っているか。 ベンチャー界隈は、今後も眼が離せません。2020/01/05
Yuichi Tomita
2
これは面白い。ベンチャー界隈の資金調達の温度感がよくわかる。投資家の数に対して起業家が少なく、日本のベンチャー企業は資金調達はしやすい環境にあるそうな。 文体が日経新聞っぽいと思ったら、元々日経の記者だったとのこと。2019/12/28
Sonic
0
エンジェル投資の実例が豊富です。2020/12/02
Go Extreme
0
シード→アーリー→ミドル→レイター→エグジット 自信満々→大半失敗 そこそこ自信→ほぼ失敗 ベーブルース効果:1つでホームラン 優先順位:人→アイデア→マーケット 頭の良さ・勇気=一流大学の中退者 表向:ペイフォワード・本音:承認欲求 ベンチャーキャピタル・2-20:運用額の2%=報酬管理・元本を越えた20%=成功報酬 リバースピッチ:企業家にプレゼン プロ<群衆の英知 クラウドファンディング:資金調達・市場調査・本業集中・ファン獲得 米国ユニコーン企業創業者:40代多い デカコーン:時価総額100億ドル2020/02/01