出版社内容情報
一見複雑怪奇な世界経済。主役である通貨を理解すれば、その構造がスッキリわかります!
内容説明
一言でいえばこうだ。ドル=経済をカジノ化させた主犯。ユーロ=期待を裏切り存在感は限定的。人民元=昇竜に立ちはだかる国際化の壁。リブラ=可能性と危険性を孕む「夢の通貨」。円=黄昏を越え輝きを取り戻せるか。物の取引のツールだったはずのお金(通貨)が、逆に経済全体を動かすようになってしまった現在。主役としての通貨を理解することで、一見複雑怪奇な世界経済の構造が、すっきりわかるようになる。
目次
第1章 ドル―世界に君臨し続ける旨み(「物の取引」を凌駕する膨大な金融資産;「カジノ資本主義」の不安定性 ほか)
第2章 ユーロ―再び危機は起こるのか(通貨統合とはどういうことか;為替リスク回避など大きなメリット ほか)
第3章 人民元・円―アジアで覇権を握るのは(通貨の「三国志」時代が到来すれば;基軸通貨への名乗りを上げた人民元 ほか)
第4章 仮想通貨―ビットコインとリブラの未来(「億り人」に沸いたビットコイン狂騒曲;お金とは「買い物で支払いに使われるもの」 ほか)
著者等紹介
中條誠一[ナカジョウセイイチ]
1949年新潟県生まれ。中央大学名誉教授。中央大学大学院経済学研究科修士課程修了。約十一年間の商社(日商岩井)勤務を経て、大阪市立大学助教授・教授。96年から2019年まで中央大学教授。商学博士(大阪市立大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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