内容説明
ウェブとAIが融合する新たな時代「AI2.0」に、私たちはどう向き合うのか。学歴ではなくキャリアパスを読む、エンジニアこそ文系スキルを磨く、垂直思考より水平思考を身につける、文理融合でシナジーを創りだす―急速に進化するディープラーニングやブロックチェーンなど先端テクノロジーは、日本経済「失われた30年」からの復権をもたらす可能性を秘めている。東大最年少准教授が導く救国への最適解。
目次
1 日本衰退の責任は若手の実力不足にある
2 なぜコンサルタントがエンジニアより偉いのか
3 水平思考で「意外な組み合わせ」を発見せよ
4 AIが製造業復権と地方創生をもたらす
5 「AI2.0」:ウェブとの融合で価値無限大
6 「文理融合型教育」でシナジーを創出せよ
著者等紹介
大澤昇平[オオサワショウヘイ]
1987(昭和62)年福島県生まれ。十九歳で未踏スーパークリエータに認定。東京大学・松尾豊研究室で人工知能とウェブに関する博士号を取得後、IBM東京基礎研究所。現在、東大特任准教授、株式会社Daisy代表取締役CEOを兼任。『AI救国論』が初めての著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おさむ
33
排外主義丸出しのヘイトツイートにより、昨年末、東大最年少准教授の座からすべりおち、懲戒解雇になった著者の新書を今頃読む。高専から東大院に進んだ自らの来歴の自慢話が多く、底の浅さを感じる。文理融合を唱えている割には、文章は極めて読みづらい笑。まぁ、若くしてチヤホヤされた結果、調子に乗ってたんだろうな。かつてのホリエモンを思い出しました。2020/02/25
けんとまん1007
32
今の概況や、今後の可能性などが概観でき、面白い。特に、文理融合教育というのは、大賛成。2020/04/09
inami
27
◉読書 ★4 東大最年少准教授が「日本の再生へのブレイクスルー」について語っているが、実に歯切れがよい。日本が技術大国としてのプレゼンスを失った敗因の一つは、教育システムのバージョンの古さ・・「大学受験のジレンマ」だという。水平思考(意外な解を発見する発想法)の重要性を説き、文理融合型の教育方法を提言。ノーベル賞受賞者の中村氏は「日本の受験は単なるウルトラクイズである」と言ったが、試験方法を変えても、日本にGAFAやBATのような企業が出てくるのはいつのことやら・・若者よスマホでゲームより本を読め!(笑)2019/10/03
mike
13
大学受験のジレンマ、高専と言うファストパス、コンサルタントがエンジニアよりなぜ偉いのか。 ディープラーニングあたりから、横文字スペルについていけなくも、著者の分かりやすさへの配慮は感じ取れる。 少年よ、大志を抱け。実現には英語力と知識が必要になる。大人よ、いらない邪魔はするものではない。 2019/10/27
K
11
序盤の著者経歴を「ただの自慢話」と捉えてしまう時点でこの本を読む資格はない、おすすめできません。全編通じて文章が鼻につくと感じてしまうと、せっかくの新しい視点を与えてくれているであろう内容が入ってきません。もっと勉強してから再読してみましょう。2020/04/18
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