出版社内容情報
有馬 哲夫[アリマ テツオ]
著・文・その他
内容説明
私たち日本人は、「アメリカが原爆を作り、日本を降伏に追い込むためやむを得ず使った」と聞かされてきた。しかし、これは完全な虚構である。原爆は、アメリカ、イギリス、カナダの共同開発だ。しかも使う必要がなかったにもかかわらず、戦後の国際政治を牛耳ろうとする大統領らの野望のために使われた。その後の核拡散も彼らの無知と愚行が原因なのだ―公文書研究の第一人者が膨大な資料をもとに示す、驚愕の真実。
目次
1 原爆は誰がなぜ作ったのか(アインシュタインの手紙から始まったのではない;アインシュタインはシラードに依頼された;アメリカは原爆をプロパガンダに使った ほか)
2 原爆は誰がなぜ使用したのか(アメリカだけで原爆の使用を決定したのではない;重要なのはどのように使用するかだった;原爆の使用よりも国際管理、情報公開、資源独占が議論されていた ほか)
3 原爆は誰がなぜ拡散させてしまったのか(原爆投下は始まりだった;ボーアはソ連を入れて国際管理にするよう両首脳に訴えた;閣僚たちがボーアにチャーチルを説得させようとした ほか)
著者等紹介
有馬哲夫[アリマテツオ]
1953(昭和28)年生まれ。早稲田大学社会科学総合学術院教授(公文書研究)。早稲田大学第一文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。2016年オックスフォード大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪月花
南北
まーくん
軍縮地球市民shinshin
mayupon