出版社内容情報
核?ICBM開発へと邁進する無法者国家のロジック、存亡を賭けたシナリオを解き明かす。無法者国家、存亡を賭けたシナリオとは――。粛清相次ぐ恐怖政治、破綻する経済、疲弊する民心――首領絶対独裁という異様な統治構造とその内実、核・ICBM開発へと邁進する異様な国家の論理を解き明かす。
朴斗鎮[パクトゥジン]
著・文・その他
内容説明
米朝軍事衝突のリスクが日を追って高まる中、いったい、いかなるシナリオのもとに金正恩の北朝鮮は強硬路線を突き進むのか。粛清相次ぐ恐怖政治、破綻した経済構造、疲弊する民心―金正恩を生い立ち、性格、家族、指導者としての能力、経済政策など全角度から徹底分析。首領絶対独裁という異様な統治構造とその内実をひもとき、無法者国家のロジックを解き明かす。
目次
第1章 未熟な資質と絶対権力
第2章 人事権の乱用と党・軍の弱体化
第3章 恐怖政治と暗殺への怯え
第4章 核ミサイル開発と経済構造の破綻
第5章 私経済の急拡大と国民の意識変化
第6章 核兵器を活用した半島統一戦略
第7章 米朝軍事衝突の危機と文政権の従北派
著者等紹介
朴斗鎮[パクトゥジン]
1941年大阪市生まれ。大阪府立生野高校、朝鮮大学校政治経済学部卒。同経済学部教員などを経て、2006年よりコリア国際研究所所長。デイリーNK顧問を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかしくん。
15
北朝鮮の国民がつくづく気の毒です。どうしたら、いいのだろうか? そして、戦後日本が分断されなかったことが、どんだけ幸せであるのか?2021/06/01
としP
12
【🥳読了🎊800冊目🎉】金日成時代の思想は消え失せ、北朝鮮に今あるのは恐怖政治のみ。米国ではトランプ政権に代わり、軍事制裁も辞さない状態になっている。なぜなら、今までどれだけ非核化を交渉のカードにだまされ続けたか…。朝鮮半島南北融和策を出してきて、米国の攻撃をかわした状況だが、今後どうなるか?戦争になったら北朝鮮に勝ち目はない。「ソウルを火の海にする」と言っていたが、それはハッタリだ。1990年以降の北朝鮮の経済状況では、まともな兵器が作れていない。幹部や兵士の忠誠心も低い。さぁ、どうする?金正恩?2019/09/25