出版社内容情報
政界、学校、論壇、職場、メディア……日本中に蔓延る極論の奇怪さを嗤い、背景を分析する。
内容説明
極論を目にすることが増えた。政界、教育現場、論壇、職場、メディア…あらゆる場所で左右も保革も関係なく、ちょっと冷静になれば明らかに変だとわかることを声高に主張し、他人を糾弾する「極端な人たち」が目立つ。それはかつての連合赤軍やオウム真理教を想起させる存在だ。「バブル賛歌」「TPP亡国論」「地方消滅」「憲法九条無殺生論」等々、はびこる極論の奇怪さを嗤い、その背景を考察する。
目次
序章 電子時代の囚人たち
第1章 「教育現場」の極論―組体操と二分の一成人式
第2章 「日本共産党」の極論―内部留保は本当に存在するのか
第3章 「TPP亡国論」という極論―トランプがすべてを吹き飛ばした
第4章 「バブル賛歌」という極論―リアル半沢たちの悪しきノスタルジー
第5章 「地方消滅」という極論―夕張はずっと衰えていた
第6章 「プレミアムフライデー」という極論―土日休みは常識ではない
第7章 「日本会議黒幕説」という極論―原稿料はクオカード
第8章 「男系・女系」という極論―小林よしのりとゆかいな仲間たち
終章 二一世紀のインパール
著者等紹介
古谷経衡[フルヤツネヒラ]
1982(昭和57)年札幌市生まれ。著述家。立命館大学文学部史学科(日本史)卒業。インターネット、ネット保守、若者論などを中心に言論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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